【復活!】ダイエットなDIARY
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2003年09月07日(日) 人形



♪How many roads must a man walk down,
before they call him a man








天理では、夜にカラオケに行った。


上は60代の先生、下は20代の院生だから、オレはこれでもちょうど中間ぐらいの世代である(笑)。




英語の歌なども歌ったが、オレも久しぶりに「風に吹かれて」を歌ってみた。


学生の時シカゴにいたある先生は、酒場で生でボブ・ディランのこの歌を聴いたそうだ。


ビール一杯で歌っていたよ、と言っていた。





こんなことを書いていたら、ちょうどBS2で、この歌の特集をやっている。


韓国で、この歌をカバーした人のことをやっている。



朝鮮戦争、軍事政権下において、若者たちが堕落してゆく中で歌い継がれたそうだ。





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昨日、東京駅で山手線を待つホームで、座り込んでいるオジサンをみた。


午後、まだ陽の高い時刻で、オジサンはホームに座り込んでいた。


色は垢じみて黒くなっている。


おそらくホームレスだと思う。



オジサンはリュックを背負い、青い作業帽をかぶっていた。


両手には人形。


正確なことは分からないが、多分リカちゃん人形。


一体は少女、もう一体は少年の人形。



オジサンは、両手に持ったその人形たちに何やら一生懸命話しかけていた。





電車がホームに入ってきても乗り込もうとはしない。


オジサンはオジサンの世界の中に住んでいるのだ。


オジサンの世界で、あの人形たちはどのような存在なのだろう。


オジサンの子供なのだろうか?恋人なのだろうか?それとも孫たちを旅行に連れて行っているのだろうか?






蒸し暑いホームでオジサンを残し、オレを乗せた電車は去っていった。




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明日はゆっくりしようと思う。


何もない、つうか残りの原稿をやらなくてはならない。


今週末からは、また京都だ。



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