【復活!】ダイエットなDIARY
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2004年02月23日(月) 夕闇

♪追いつーめらーれて花が咲くーー




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こんばんは。

だんだん、追いつめられてきました、とにです。





今月末が締め切りです。





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「成功した」と打ち込んで変換すると、真っ先に変換されるのが「性交した」だ。


なんでこんな候補になったのやら。


一体日頃オレは何を打ち込んでいるのか?







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昨日から間違い電話がかかってくる。



「森さんかい?」


「いえ、ちがいます」




「・・・・」




ガチャ。

ツーツーツー。




「(なんなんだ、あのオヤジは・・・・。)」




と、こんな電話である。




おそらく友人へでも電話しているつもりなのであろう。

とても親しげな声のトーンだ。





で、さっきも同じ電話がかかってきた。



「森さんかい?」


「いえ、ちがいます」


「え?・・・・・」


「何番へおかけですか?」



番号を聞くと、確かにオレの部屋の番号と同じだ。



「去年の秋からこの番号はかわったのです」


「え?それぢゃあ、森さんは今どこに?」



「(知らねーつうの)いや、それは分かりません」



「・・・・・」



「私はNTTからこの番号をもらっただけですから」




電話の向こうから、老人の、途方にくれたような雰囲気が伝わってくる。





「そうですか・・・。たびたび、どうもすみません」






電話は切れた。


もう二度とかかってくることはあるまい。









・・・・・。





しかし、なんだか気にかかる。






「森さん」はどうして番号を手放したのだろうか?





そもそも「森さん」と書いているが、「盛さん」かも「守さん」かも「茂里」さんかも「毛利さん」かもしれないのであるが。










昨秋、業者を通してこの電話にしたのだが、これはNTTのライトプランというもので、基本料金が若干高いが権利が要らないプランである。


だから、番号自体はNTTから割り当てられた番号である。


電話の加入権の委譲というのは結構面倒で、印鑑証明なども必要になる。








電話の声からすると、男は老人のようだった。

すくなくとも60代には入っているだろうと思う。


その友人だとしたらおそらく同年代なのだろう。


卒業して親元へ帰る学生ではあるまいし、そんな年齢の人間が電話番号を手放すだろうか?





夜逃げとか、金に困って、とかいろいろ可能性は考えられるが、一番ありそうなのは、電話を使う必要がなくなった、ということだ。



あるいは、電話を使うことができなくなった、か。




死んでしまった、ということなのかもしれない。



そう、森さんは死んだのかも。




介護状態になって入院したのか、老人ホームへ入ったか。





いずれにしてもあの老人はもう森さんに会うことはないのだろう。





あの老人の、途方にくれたような雰囲気がまだあたりに漂っているかのようだ。




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人と人とのつながりは、不思議なもので、親しいと思っていても、何かのきっかけで長いこと会うことができなくなってしまう。



場合によっては、二度と会うことのない人もいるのだろう。





オレも、たとえば学生時代の親友には、ずいぶん会っていない。




それ以前の、高校時代の友人の一人も、今は北海道の中でもさらに辺境の地にいる。


彼は自衛官だ。



だが、年賀状だけは、毎年欠かさずに送られてくる。



奥さんと、男の子二人と一緒に写った幸せそうな写真の年賀状である。



高校のとき以来、あいつとは会っていないが、毎年毎年、年賀状で、知らない女性と、子供の顔を知らせてくる。


会ってはいないが、だんだんと年をとり、子供はどんどん大きくなっていく。



一度も会ったことのない家族だ。



考えてみればおかしなものである。





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とくにまとまらないし、落ちもないが、老人の途方にくれた雰囲気は、なんだか、心の奥の、暗いところ、たとえば夕暮れに道に迷っってしまった子供の頃の記憶を呼び覚ましたかのようだ。




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今日の体重   69.0kg
今日の体脂肪率 26%
今日の歩数   5994歩





今夜はキムチ・モツ煮込みを作った。


あまりにも大量に作ってしまったので、しばらくは高カロリー食が続きそうだ(オイオイ)。






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