【復活!】ダイエットなDIARY
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2004年05月05日(水) 端午

子供、つうか、以前の教え子である学生からメールが来た。


現在、米国の大学へ交換留学中だ。



一度帰国し、その後、本格的に米国の大学へ移るそうだ。


よほど気に入ったとみえる。



もともと香港で育ったらしいので、日本社会には合わないようだった。



なにせ人質に経費を請求しちゃうような国だものな。



こちらの記事なども参照してくれ。



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イキオイづいてまだ本を読んでいる。



貴志祐介『クリムゾンの迷宮』(角川ホラー文庫)

アンドリュー ヴァクス『グッド・パンジイ』(ハヤカワ・ミステリ文庫)





前者はすごく怖いッス。



単にホラーとして怖いのではない。
イッキに読了してしまった今でも、まだ作品世界にいるカンジが抜けない。

はじめて『バイオ・ハザード』をやっていたころ、自分の家でも職場でも、ひとつの部屋から別の部屋へ行くときには必ず安全や人の気配を確かめるクセがついていた(笑)ものだが、それに近い感じ。



後者は、これも去年、鹿児島で購入して、最初の一頁だけ読んだのだが、それ以上読み進められなかったものの一つ。



熱烈なファンであるシリーズものの最新作であったのに、不思議である。




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昨年の夏以来、フィクションは読むことができなくなっていた。



もちろん、作品はどれも完成度も面白さも文句ないので、作品自体に罪はない。



フィクションには感情移入が必要で、自分自身の感情自体が凍結していたためだろうと思う。


あるいは、トラウマっつうか、失恋時のショックと結びついてしまっていたためだと思う。



こういうのを観念複合(連合)(コンプレックス)というのであろう。


日本では、コンプレックスというと劣等意識とほぼ同じ意味で使われているが、それは誤りである。



昨日の『天使の囀り』もそうであったが、フィクションを読めるようになってきたことは傷が回復しつつあるのだろうか。




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再校ゲラの疑問点について編集部から問い合わせがある。


手元に控えがないので、該当箇所の原稿をFAXしてもらい、訂正する。


丹念に読んでくれているみたいなので、頭が下がる。


まだ端緒についたばかりの研究なので内容がともなっていないと自覚もしているので、申し訳なくも思っている。



これで完全に手を離れたので、あとは印刷された掲載誌が届くまで待つ以外にない。


これはこれでひと段落だ。




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ひと段落といえば、不動産屋にも電話して現在の部屋を解約する話を進めた。


新しいところはまだ決まっていないが、とりあえず、来月頭までには出なくてはならない。



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また忙しくなるだろうが、いろいろなことに区切りがつき始めている。


つうか区切りをつけようとしている。





氷はとけつつあり、止まっていた時計も、また動き出すのだろう。




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