西方見聞録...マルコ

 

 

須菩提似 - 2003年06月15日(日)

いやん、うちのおKったら、ほら、あの人に似てるわ〜。

え?だれだれ??

ほらほらあの人、えーっと須菩提!


 はい、須菩提とはこの人です。

興福寺の国宝館にいらっしゃいます。かの有名な阿修羅像の並びにありますのでぜひ機会があったらご覧ください。

 6月14日は1号さんの喘息の定期検診でした。定期検診にわれわれは奈良の興福寺のすぐ脇の病院に行きます。帰りにイタ飯屋で昼ごはんを食べて帰るのが掟なのですが、このごろ1号さんの経過が順調なのと、冬も終わり、病院が空いており、あっという間に診察が終わってしまうのです。そうすっと昼飯時まで小一時間ほど時間が空いてしまうので、興福寺の国宝館に行くのがこのころの我が家の新たな掟。

 あめでおさん、興福寺友の会に入会。おかげで2名まで無料で興福寺関連施設には入れます(幼児はもともと無料です)。

 そんなわけで興福寺のお宝の八部衆像とか十大弟子像とかと仲良しになりました。件の須菩提はお釈迦さんの十大弟子の1人で「空」を最も理解した解空第1人者だそうで、なるほどそのあかんぼのようなお顔は並の人間に出来る表情ではございません。

 須菩提さんの隣に羅ゴ羅さんという十大弟子の方がいらっしゃいます。こちらはお釈迦さんの実子で「皆に注目されていることをよく自覚し、人一倍身をつつしみ戒律をよく守った」方だそうです。なんだか切ないというか生きにくい人生を感じます。隣で須菩提さんがぱっかーんと口あけてるのと対照的に眉根を寄せたお顔をしてらっしゃいます。

 羅ゴ羅さん、ちっと須菩提見習って肩の力をお抜きなさい。

 そう思いながら、わたしは思わず1号の肩を抱いていました。
 うちにもいるよ、須菩提と羅ゴ羅。


...



 

 

 

 

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