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音楽 - 2001年01月14日(日) 今日は昼間は大学の友達と会っていた。 2ヶ月ぶりくらいだろうか。 彼女は最初からあの子の話を聞いてくれていた子。 そして、彼女も私と同じ時期くらいに彼氏と別れた(まあ私の場合は別れるも何も付き合ってはいなかったのだけれど)。 二人とも、それ以来初めて会う。 会ってすぐ、開口一番彼女はこう言った。 「痩せたなあ。大丈夫?まじで?」 ・・・そんなにやせたかなあ?体重的には2キロほど痩せただけなんだけど。 うーむ・・・。 まあとりあえず、お昼ご飯を、ということで、彼女オススメのパスタ屋さんに行った。おいしかった。 食べながら話すのは二人ともお互いの終わった恋愛話(笑)。 あの子が別れるときの話は、メールでは聞いていたけれど、直に聞くのは今日が始めてだった。 聞いてると、結構かぶるところがある(笑)。 あの子は、別れた相手から、きっぱりと手を切られるのがつらいという。 でも、私は、本当はそれが一番の優しさなんだと思っている。 振った方は振る方に、「傷つけた」という負い目がある。 だからこそ、それ以外のことで優しくしようと思うのかもしれないけれど、でも振られる方にとっては、それはまた期待につながってしまう。 それじゃあ、悪循環なんじゃないんだろうか。 一度でも本気の恋愛を経験していて、振られた経験があるのなら、自分が嫌われるくらいの覚悟で、例え相手を傷付けることになっても、はっきりと振ることが相手にとってはそれが結果的にはよいのではないかと思う。 もちろん、それは私が思うことであって万人に共通するわけではないけれど。 私があの子の話をして「わけのわからん人やったわ」と言うと彼女は「わけはわからんけれど、なんとなくその態度はわかるような気がする」と言う。 理由を聞いてみると、彼は彼なりに、そういう曖昧な態度は悪いとはわかっていたけれど、彼自身も関係をはっきりさせて、きっぱりと手を切るのが怖かったのではないかということ。そうなのかな。 彼も、怖かったんだろうか? 今となっては、すべては想像でしかなく、もう答えが出ることはないのだけれど。 彼女とは、ひとしきり話して、次は喫茶店へ。 そこでも話をするのは、相変わらずな話(笑)。 彼女は、とても明るい。明るいけれど、いろいろ彼女なりに考える。 彼女は私のことを「強い」と言うけれど、私は彼女の方が強いと思う。一緒にいて相手を楽しませることができる。一緒にいるだけで楽しいと思う。そういう人は意外と少ないものだと思う。 私にとっての彼女もそうなんだけど、彼女自身はそう思っていないようだ。 彼女は、私がどれほど彼女に救われているか、気付いていないんだろうなあ。 私は、みんなに救われている。 その後二人でカラオケに行った。 彼女と二人でカラオケに行くのは初めて。 彼女はどうやら私がカラオケ好きだと言うことは気付いていなかったらしい(笑)。 私は次の約束があったから、1時間しかいられなかったけれど。 最後の一曲、彼女が私のために選んで歌ってくれたのは竹内まりやの「元気を出して」 涙など見せない強気なあなたを こんなにも悲しませた人は誰なの? 終わりを告げた恋にすがるのはやめにして ふりだしからまたはじめればいい ここまで歌って、彼女は泣いた。 「私のために」歌ってくれた曲はそのまま自分への歌にもなっていた。 彼女が彼氏と別れる少し前に、彼氏とけんかをした話は聞いた。そのあとも、「価値観の違い」の話など、いろいろ聞いくことはあった。しんどかったのだろうけれど、そのしんどさを隠すように、少しの笑いを交えながら私に話していた彼女。 「頭では分かってるんだけど、気持ちがついていかない」 私が彼女に言った言葉に「すごくよく分かる」と大きくうなずいた彼女。 どれも、「ちょっとしたこと」と言うように、話していたけれど、彼女の中ではまだ消化しきれていない部分があったんだと思う。 考えると、一ヶ月しかたってなくて私がまだあの子のことを忘れられないように 彼女も同じくらいの日にちしか経っていないんだから、私と同じように、つらいはずなんだと思う。 しかも、彼女が付き合っていた彼は同期だった。会社で顔を合わすことがあるだろう。声を聞く事もあるだろう。 いくら別れるきっかけになった話を彼にふったのが彼女であったとしても、それでも好きだった気持ちは嘘じゃないんだから。 私はもうあの子と携帯で話すことはなく、顔を合わせることもない。それはそれでしんどいけれど、彼女よりは「忘れるための」舞台は揃っている。 私は、自分が手いっぱいで、そこには気付いてあげられなかった。 ごめんね。うまく伝えられなくて。 ごめんね。いつも聞いてもらうばかりで。 次はきっと、二人ともいい女になってるよ。 そして、私は彼女と別れて、会社の同期が出るという「社会人バンドウォーズ」と言うライブを見るためにヒートビートに行きました。 同僚と待ち合わせていたのだけれど、待ち合わせ時間も遅かったのもあり、いったら同期の出番は終わっていた。残念。 結局、同期のバンドは本選へは残れなかったけれど、久々にライブハウスの雰囲気を味わった(笑)。 体に響く大音量が私はとても好き。 社会人でアマチュアバンドといっても、皆とてもうまかった。セミプロの人もいたし。 同期の歌、聞きたかったな。前カラオケボックスに行ったとき、とてもとても上手かった。彼が歌ったミスチルが好きだった。 彼の声は、とても優しくて、私は好きだよ。 そのあと、応援に来ていた他の会社の人たちとご飯を食べた。 日ごろ他の部署の人たちと話す機会がなかなかないんだけれど、今日はそんな人たちとも話せてとても楽しかった。 同期の子とも、最近年末年始は忙しくて話をなかなかできなかった(この間酔っぱらって電話をしていたけれど)から、久々に話ができてとても楽しかった。 去年のはじめは、彼はとても疲れていて、見ていても気の毒なくらい、やつれていたけれど、もう一度自分がやりたいことを取り戻した彼は、日に日にカッコ良くなっている。 私は「夢がある」男の人は、かっこいいと思う。 例えそれが人から見たらどうしようもないものでも、自分だけはできると信じてやろうとしている人は、とてもとてもかっこいいと思う。 そんな人は、例えブランド物で身を固めていなくても、シャツにジーンズでも、充分かっこいいと私は思う。 そういう人に、私は惹かれる。 私があの子に会ったときも、そんな時だった。 彼はもう就職先は決まっていたけれど、配属は決まっていなくて、二人で話す専らの話題は、彼がどこに配属されるかだった。 その話をするたび、彼は自分がやりたいことを私に話してくれていた。 私はきっと、そんな彼を好きになったんだ。 だから、今も私は彼が好きだけれど、昔ほどではない気がするのは、もちろん会っていないせいもあるけれど、あの頃、彼が自分の夢を話していた頃の彼と今の彼が少しずつずれている気がするから。 そして、彼の配属が決まった日、とてもとても落ち込んだ声で「今の俺と変わることはないから、変わらないから」そう言った彼が、私には変わってしまったように見えるから。 私の嫌いな「業界人」になっていく、そんな彼を、私はとても悲しく感じていた。 私は、どんな格好をしていても、たとえ「ださい」と言われるカッコをしていても、周囲に流されることのない君でいてくれたなら、きっとまだ待っていた気がするんだよ。 それも、私の勝手な思い込みなのかもしれないけれど。 -
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