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勉強会もしくはお別れ会 - 2001年03月02日(金) 今日は入社2年目以内(中途採用含む)の人たちと勉強会。 それぞれが書いた記事を持ちよって、まあ品評会のようなものかな。 こういうの、結構面白くて私は好き。 「これが正しい」っていうのではなくて、「私は、こう思う」っていうのがそれぞれあって、それを聞くのが楽しい。 いろいろな人の意見を聞いて、「こういう意見もあるんだ」って思うのはとてもいいことだと思う。 それに、記事はどうしても同じ編集部内で回し読みしても、スタッフは上から直されても、チーフクラスになると、なかなか直されることってないし。(私はスタッフなので、まだ直されることがありますが) 記事って、その人らしさが出る反面、その人の癖も出る。だから、なかなか自分の癖には気付かなかったりする。 「人に言われるのが嫌」って人もいるだろうけれど、でも記事って結局「人に読ませるために書く」ものだと思うから、いつもではないにしろ、こういうことをたまにして、「身近な人からの評価」を受けるのも、いいことなんじゃないかなと思う。 で、結果はとても楽しい勉強会になりました。 しかも、特別ゲストまで(密かに)司会者は用意してくれていて(笑)。 その人は、私が入社して初めて、「すごいな」と思った人。 「こういう風な本作りがしてみたい」と思った人。 まだ、足元にも及ばないけれど。そして、近くで仕事をすることなく、その人は今月やめてしまうのだけれど。 その人が入って、記事の話、編集の話、ネタをどこから拾ってくるかという話、そして、体制の話、など、やっぱり、「長くその仕事をしている人」だからこその意見が聞けた。 次の会社でも、がんばって欲しい。 いつか、「編集者です」って言えるくらいに私がなったら、またお会いしたいな。 入社した頃は、私はその人に結構話を聞きにいった。 いろいろからかわれたりもしたけれど。 今となっては、それも楽しい想い出だなあ。 ちなみに、勉強会で、今年入った新人君は「自分は編集者です」って胸を張れるようになりたい。って言っていた。 「編集者とは?」 って、あまり当の編集者って考えなんじゃないかなと思う。 うちのような、「編集者」なんだか「オペレータ」なのかわからないという会社にいる人の方が「編集者って何だろう」って考えるような気がする。 だって、たとえば、自分が「自分」だと言うことを「自分って何だろう」って考えることって、ほとんどないから。もちろん、他者との関わりの上でそう考えることもあるだろうけれど。日常生活で、「こうしたら自分じゃないのか」なんて、考えない。 それは、考えなくても、「自分」が「自分」であることを知っているからだと思う。 同じように、「編集者」は、自分で「編集者って何かな」って考えなくなったら、ひょっとしたら「編集者」になっているのかもしれないと思う。 -
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