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余裕 - 2001年03月17日(土) 今日は取材でした。 新しく立ち上げた学会(規模的にはまだ研究会という方が近いようですが)のプレ・イベント。 朝イチに講演したのは参議院の人。 今までの、ナースに関する法律や制度について説明し、自分がやってきたことや、ある協会を褒め称え(自分をバックアップしてくれてるからねえ)て終わるという、中身のない話でした。 「議員のわりに演説が下手だなあ」というのが率直な感想(笑)。 その後の講演は面白かったのだけれど。 今日はこの間入った新人クンを連れて行きました。 私と同じ歳の中途採用です。 彼は、とても真面目。言われたことをきちっとする。 でもすこし、遊びが足りないかな。 「遊び」というと聞こえが悪いけれど、言い換えれば「余裕」。 ちょっと周りを見渡してみる「余裕」。視線を壇上の後援者にだけ目をむけるのではなくて、会場や、参加者、その会の運営をしているスタッフを見渡す「余裕」。 まあ、初取材で緊張してるのだろうけれど。 彼は、どんな記事を書くのだろうか。 楽しみだな。 ところで今日の取材先のホールが、実は私が専門学校に行っていた時の先生の家の前でした(笑)。 ということで、先生にお会いしてきました。久しぶりに(といっても去年の10月くらいにお会いしてますが)。 先生はある新聞の社会部デスクをしていた人。引退後はあるグルメ雑誌の編集をしたり、町の町史を書いたりしてる。 この先生の知識の豊富さには圧倒される。学生の時から。 それは、今も変わらない。 私が行ったとき、先生の今の生徒が来ていた。 生徒といっても、私と一つしか変わらないらしい。 懐かしかったなあ。熱心に先生の話を聞いている様子は、二年ほど前の私を見ているようでした(笑)。 彼女の志望書と論文を見ました。 先生の話を理解してはいるし、かなり勉強しているなという気がするのだけれど、文章はそれに比例していないと思いました。 厳しいようだけど。言い換えれば、書き慣れていない。 文章にぎこちなさがあって、使っている表現も、どこかで聞いたことがある感じ。 知識はあるのだから、後は表現力と、他のものとつなげて話を発展させていく想像力があれば、とてもいいものがかける子ではないかと思いました。 もうすぐ始まる今年度の新聞社の採用試験に間に合うかはちょっと厳しい気もするなあ。 今日は楽しい一日でした。 取材は行くまではメンドクサイけれど、行くとやっぱりそれなりの収穫はあって楽しい。 来週も、取材が入るかもしれません。 -
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