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「家族」に帰った日 - 2001年05月23日(水)

今日は、なんとなく、仕事がない日でした。
昼から、上司がいなくて、書店に行って書評で紹介する本を探してきました。
久しぶりに書店に行くと、やっぱり新刊や、面出しの本が代わっています。
新刊コーナーや、雑誌コーナーをぶらぶらしているだけでも、かなり楽しいです。

会社に帰って、書評を書いたり、郵便の整理をしているうちに、5時になりました。別段、何があったというわけではないけれど、やばい状態に入りかけているのは、自分でも気付きました。
あの子とのこととは、別の意味での、ブルー。

こんな日は、早く帰るに限ります。
早く帰ったのだから、途中でマンガ喫茶にでも寄ってみようかなとも考えたけれど、やめました。

早めに帰り、母親と一緒に、父親を駅まで迎えに行った。
久しぶりに、外に食べに行こうという話になり、しゃぶしゃぶの食べ放題に行くことになりました。

そう言えば、一時期、ほぼ毎週末、家族で外食をしていた時期があった。
うちは特別金持ちなわけでもないけれど、それは、一週間働いた母へのご褒美のようなものだった。
それが、私が働くようになり、週末に家にいなくなってから、家族で外に行くことはあまりなくなった。両親は、たまに二人で行っているようだけれど。

久しぶりに、父と食事をした気がする。
母親に仕事の話をする父親を久しぶりに見た。

いつから、私は父親とあまり話さなくなったのだろうか。
いつからか、私は「家族」の中に居心地の良さを見出せなくなっていたのだろうか。
本当は、私が振り向きさえすれば、いつでもそこにあったはずなのに。
とても大切にされていることを、私はずっと気付いていたのに。

それでも、同じ家族でも、価値観の違いが会話を途議らせる。
「分かり合うことはないんだろうな」
そう思う瞬間が、ある。

それでも私は、「家族」に帰ろうとする。







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