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嫌いな、東京 - 2001年06月01日(金) 今日から東京出張です。 あれ以来、初めての東京です。そして、東京に行ってあの子に会わないのも、東京に行くことをあの子に知らせないのも、初めてのことです。 久しぶりに、始発の電車に乗りました。 前日出張の準備をしていて眠るのが遅かったので、新幹線の中では熟睡でした。おかげでよけいなことを考えずにすんだのかもしれません。 10時からの発表を聞くと、2時前まで仕事がありません。 今回は学会取材ですが、「なんだこのプログラム」と正直、思ったくらいでした・・・。 どこかで寝ようかとも思ったけれど、そんな場所はないし、漫画喫茶にでも行こうかと思ったけれど、場所が銀座のほうだったために、オシャレなカフェや店はあっても目的のものがありません。 そうこうしているうちに、映画館を見つけました。 「初恋がきた道」という中国映画がやっていました。見たかったけれど、大阪ではいつのまにか終わってしまった映画です。 ちょうど始まる時間で、しかも、2時前に終わるので、見ることにしました。 1時間ちょっとの短い話ですが、とても純粋な恋愛映画でした。ひねりも、気のきいた台詞も、どきどきするようなシーンもない。 田舎村に来た若い先生と、村一番の綺麗な娘の恋愛もの。自由恋愛は難しかっただろう頃の恋愛という設定だからこそ、そういうふうに見れるのかもしれません。 女の子のほうが、ちょっとストーカーチックでしたが、でも、ひたむきな想いと、好きな人に一目でも会いたい、声が聞きたい、という「想い」はとてもよく分かるから。 見終わって、学会場に戻り、今回一緒に取材に来た会社の同僚と合流。 今日の分が終わってからは、その同僚が見たいという、吉本新喜劇とコントを見に、新宿へ。・・・まさか、地元の関西じゃなくて仕事に来た東京でみるとは思わなかったなあ。 ココリコと2丁拳銃、新喜劇では藤井隆なんかが出てました。 それ程吉本が好きなわけじゃないけれど、でもなかなか楽しめました。 終わって新宿でその同僚と呑みながらご飯を食べ、いろんな話をしました。 一日、東京にいて、目の端々で、あの子を探しています。 「会うわけない」 そう分かっているのに、オレンジ色の服や、めがねなんかを見ると、目が追っていました。 見てもすぐに「違う」って分かるんですけどね。 それでも、東京にいながらあまり落ち込まずにすんだのは、一緒に行った同僚のおかげ。 ありがとうございます。 -
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