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嘘と視線 - 2001年07月04日(水)

嘘は、ついた本人が認識していないものも、そう呼ぶのでしょうか。
偶然の重なり合いが「嘘」という結果になるのなら、そんな小さな偶然でできた「嘘」が人を左右することも、あるかもしれない。

たとえば、死んでしまうということとか。

優しさ、の結果。傷付けないように、という結果の「嘘」が人を傷付けることが、あるかもしれない。
それでも、どうしてあの人は笑えるのかは、私には分からない。
それが「大人」というもので、私は「子供」なのかもしれない。

いやなら、嫌だといえばいいのに。

帰りの電車の中で、そんなことを考えていると、私の斜め前に座っていた高校生くらいの男の子が、途中で乗ってきた同じ年くらいの少女を見かけて、笑いかけていました。

あ、きっと彼は彼女を好きなんだ

根拠はないけれど、彼の視線を見たときに、彼女を視界の隅で意識している素振りの彼を見たとき、そう感じました。
それが、かわいくて、誰かが、誰かを好きだという気持ちって、どれだけ隠そうとしていても、周りには伝わるものなのかもしれないと、思いました。

彼の恋が、うまくいけばいいなと、思いました。


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