| 2004年11月07日(日) |
青森〜紅葉の旅 その1 |
紅葉を さかのぼって青森を目指した。
東北自動車道を十和田インターで降りて、さらに北へ。
湯瀬温泉郷をすぎると 十和田湖の初荷峠まで、産直も 道の駅もない コンビニもない、食堂もない。
あるのは、たぶん山で掘ってきた山野草と、拾ってきた石ころを並べた その名も「山賊」という名の怪しい店だけだ。
が、最近 やっとまともな 産直「りんご流通センター」なるものが オープンした。
「全国りんご発送」の のぼり旗が びっしり並んでいたので、期待して車を停めた。
しかし、重い扉を押して入ったら、3つのレジは無人。
客も見えず、りんご試食コーナーのトレイは空。
奥で店長らしきおじさんが、宅配便の伝票を数えているだけだった。
ぶらぶら店内を見ていたら
奥から年配の女性が出てきて
「いらっしゃいませ、どうぞ、リンゴの試食です〜、
これは「サンふじ」、こっちは「王林」ですよお。」
と、りんごを ゆるゆるむき始めた。
その時だった。
駐車場に 大きな音をたてて 大型観光バスが一台入ってきた。
女性は、りんごとナイフを ばたっと置くと、奥に走り
「バス、きたよーーーー!!!」と 大声を発した。
若い女性が、2〜3人、はじかれたように奥から飛び出してきた。
一人は、ドアを大きく開けて、ストッパーで固定し、
残りはレジの所定位置に立ち、にこやかに笑顔を作った。
「いらっしゃいませー!!。」「いらっしゃいませー!!。」
そして さっきの年配女性は、というと、 さっきと まったく違うトーンの声で
「どうぞ〜りんご、お味みてってくださ〜い!!!」と叫びつつ
さっきの5倍速で サンふじを
スッパスッパスッパスッパ、切り始めたのだった。
収穫時期の、今 訪れる観光バスこそが、彼女たちの収入源。
そうして精一杯、あいそふりまき、
バスが去った後
きっと奥の部屋で みんな ぐったり横になっているのだろうね。
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