TALES OF ROSES

2005年06月28日(火) 秘湯の旅、その3


客室のドア

イワナの刺身は、初体験だった。
幻の〜とか 清流の化身と言われる高級魚を こんなに大勢で食べていいのだろうか。(絶滅するのでは??)

淡泊で薫り高く、それでいて後味は濃厚、
ぜいたくな味だった。
丁寧に小骨まで除いてあった。

それからおばちゃんが火をつけてくれた固形燃料の
鍋が2種。

一つは これもイワナのちゃんちゃん焼き、
もう一つは ドングリのすいとんだった。

すいとんは、ドングリの濁った色だったが、
つるつるっとつやがあり、 一緒に煮られた姫タケノコ
ワラビ、ぜんまい、ごぼう、シラタキ、とうふ、
白菜、鶏肉が、いい味を出していた。

天ぷらは、
天然山ウド、これがスジばって、自分が鹿になった気持ち。
芽だしニンニク、コゴミ、茄子。
抹茶塩をかけていただいた。

ジュンサイの酢の物、
山菜の シドケ、ミズそれぞれ別の器で 上品な味付け。

カレイの煮付け。

そして ワラビのみそ汁。つけもの。
デザートに、さくらんぼ、グレープフルーツ・ルビー。


こういうメニューで ああ美味しいと思えるのは、
自分が年を取ったからだろうか。

20代の頃だったら、どうだろう。

ウルイや タラの芽に目覚めたのはいつだったか、
実家の母に、
なんで コレ今まで食べさせてくれなかったのだ、と
責めた記憶がある 食いしん坊娘である。

一人旅のおじいさんもいた、
登山客も寄るらしい。
世俗を払うには、手頃な場所だ。


温泉は、単純硫化硫黄泉。
宿が見える前から、八甲田の木立の中を
道案内するかのように硫黄の香りが呼んでいるのだ。
                 
                              つづく


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