TALES OF ROSES

2005年08月28日(日) 蕎麦屋にて

一見して「学者」という感じのおじさまが 
旅行カートを引きずりながら
「ハーやれやれ〜〜」という感じで店に入ってきた。

中南米で買ったと思われる蛇ガラのカートには、
どこかのエアラインの青いタグが ひらひらしている。

「まあ、センセ!いらっしゃいませ、今 ご旅行からお帰りで?
 まっすぐウチに?」と店員さんが 満面の笑顔。

「ああ、うん。とにかく蕎麦が食べたくてねえ。」と
 先生は後ろを振り向き、笑顔を私にまで向けて ニコニコするので、
 私も よかったですねえ、うんうん、と 笑顔を返した。

日本人に生まれてよかったねえ、共感です、うんうん、という感じ。

ロマンスグレーのお髭が素敵な、掘りが深く、素敵な先生、
生成の麻のスタンドカラーのシャツもよくお似合い。

店の女将も出てきて、
「ンまあ、センセ !!!!。」と丁寧にご挨拶。

「今回はどちらに?」
「中国・・・サバク行って来たよ、、サバク・・・。」

「奥様もご一緒では?」
「いや、今回は、息子と息子のヨメさんと行ってきた。
 女房はね、中国はいつでも行けるからって
 今、ネパール行ってるよ。
 
 ボク、トロロとセイロもらおうかな。。。」


先生は、荷物をガサゴソ探して、根付けのようなキラキラしたものを
テーブルに並べていた。
そして女将さんに、お土産、とあげていた。
女将さんは、嬉しそうに押し頂き
「いいんですか!!ありがとうございます!!。」と頭を下げた。



なんか まるで、なにかのドラマをそのまんま見てるようだなあ
と聞き耳たてながら、
私は「つけ鴨セイロ」をすすっていたが・・・。

そこの蕎麦は、以前は美味しかったはずだが   
ダシは しょっぱくて
配合を間違えたのでは?? と首をかしげるほどだった。

せっかくのドラマを見せて下さったセンセイ、
落胆なさったのでは・・・と 心配だ。


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