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2001年08月16日(木) ■ |
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School days〜過去編 |
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生傷の絶えない女。(父談) 左足親指の爪の横の淵の肉が裂けて膿んで、膿とか出てきてかなり痛い…!! どうやら爪きりで切った模様。歩けないほど痛い中で歩いて習い事に行く悲しい性の受験生。 みんな、足は細菌に触れやすい所なんだ、気を付けようぜ。めちゃ痛い。(そんなんお前だけや)
「一度あった事は忘れないもんさ。思い出せないだけでね。」 将にそれ。 今日はぼんやりと(腹が痛くてキリキリマイだったので)今までの人生を振り返ってみたりしてました。 って、たかが18年やそこらもまだ生きてないと言うのに…;;
大体振り返るとなると、中学以降はついこの間ですからね、「激動の小学生時代」でしょうか。 母親と共に、私が「忘れたいが為に心の奥底に封印した記憶」となる登校拒否時代を思い出していました。 …ハハハ、実は一時期、どうしても担任の先生と合わなくて学校に行かなかった時期があるのです。 ショッキングピンクも香水もダメになった原因。 今から思えば私は私なりに必死でその先生も恐らく先生なりに一生懸命で、でもどうしても合わなかった。 誰が悪でもないんですが、どうしても合わない性格の人はいる。 特に小学校の担任とは、中学以降とは違って全教科全ての時間一緒な訳ですから。 何が原因と言う訳ではなく、歯車が噛み合わなくて私がどんどん、ストレスが身体に出てきたんです。 目の周りを真っ赤に腫らし、引掻いて腹は痛いわ塾では全然伸びないわ(先生に不思議がられるほど) ピアノのレッスンでも先生に言われた事が頭に入らないわ、と言う、頭の動かない状況。 凄かった、らしいです。周りの人が言うには。 その頃に書いた詩と言う物があるらしい。題名は「彼岸花」。その花の性格の通り、死…の世界について、 その詩が不気味に綺麗らしくて母親は怖かったらしい…私に記憶はないのだが。 「切れたら何をしだすか判らなかった」と言われました。
中学の時とある先生が、「先生は嫌われるのもサラリーのうちやと思ってる。」と仰った。 クラス、30〜40人います。その中では合う人もいるけど合わない人もいるのは当然。 仕方ないでしょ。一人一人、違うんだから。性格が。 どんな「良い先生」でも合わない人はいるし、先生は年上だから指導する立場上「お前が嫌いだ」とは 言えなくても、苦手な生徒は多分いるでしょう。それを当時の先生は判ってくれなかったんですね。 これと言って直接的な原因はないんだけど…そうやって型に嵌めようとするその姿勢が合わなかった。 色々原因は積み重なったんだろうけど、ある日突然、決然と、「明日から学校行かない!」と 宣言したらしい…何があったんだろう、その頃の自分。それまで何度か泣いた事はあるんですが、 その時は涙の一滴も流さずに将にいきなり。切れたようです。
それから後は色々ありました。家が私の壊れぶりを見かねて許してくれた事が幸いだったけど、 毎日のように先生が家に来たり、家に来た教頭先生(大好きだった)の優しい笑顔に泣きながら話したり。 「学校には行きたいけど、今はどうしても行けない」と。 新年度になって学校に行くのがすごく怖かったり…でも周りの友達に恵まれて、怯えて行った私に 「あれ、久し振り。おはよう。」と声を掛けてくれて嬉しかったり。
そんな事を私は暫く、忘れていたんですね。その一年間の記憶だけがごっそり自分の中から抜けていた。 あれだけ問題児になっていたと言うのに「あれ、そう言えば休んだッけ」と言う感じでね。 それが、最近になって思い出せてきた。それはもしかしたら、その頃の事を受け入れるだけの余裕が 出来てきた成長の証かもしれない、自分としては嬉しい…かな。笑って話してるし。 学校を休んだ事はいい事だとは全然思っていない、けど、それが自分の過去の一部だし。
…それが、「千と千尋の神隠し」において、私が千尋と同じ年齢に経験した事なのでした。(おいおい) 不思議の世界には行かずに、毎日自分と闘いながら世界最大の古墳の周りを一周してたんですね。(笑) そう言えばこの映画、監督が言うに「表現したい事を全部映像化したら3時間を超えるから」抑えてあるとか。 是非とも完全版が見たいものだ。ぼんやり「その後」を妄想したりして…それは公開終了後だわネ。(笑)
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