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| 2005年03月23日(水) ■ |
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| 久々に真面目に考えた |
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割と頑張って就職活動してます。 適性テストは…適性テストは受かるんだけども…算数万歳だよもう…ッ!! (でも今日初めて英語のテスト受けたよ…泣きそうだった…英語駄目なんだよ…)
自分は何で就職したいのかなあーと考えると、「普通の人は就職活動始めてるから」「普通は就職するから」とかいう、流され的な(でも意外に多いんじゃないかと思う)理由が効かない学部なのですね、うちは。あんま皆就職しない。だからと言って皆が演奏家にならないし、進学もしません。でもなんで私は就職したいのか。しかも今探しているのは音楽とはこれっぽっちも関係ない。 私は学校の先生になりたいんですけども、現実的な面から言えば私立出身なので私立の教師になりたい。でもそんな簡単に空きがない。だから虎視眈々と空きを狙いつつ、それまでもきっちり働きたいというのと、教師しか経験してない人間はしばしば視野が狭まりがちだから、只でさえ世間知らずな私なので世間を知りたいというのと(実際私の母校の教師達は割と色々経験していた人が多かった)、何より、例えば住居は親元を離れてなくても、自分の力でお金を稼ぐことで(アルバイトじゃないよ)精神的な自立をしたいというのがあるのだと感じる。老後のこととか、そういう超現実面も考えてはいるけれど、私らの若さでそれを言っても結局まだ実感が湧かないのな、就職してもいないから。 あと、稼いだお金で自分の好きなことをしたいというのもありますが(これは現在のアルバイトでもしているので)、やっぱり人間って生きている以上誰かと関わって生きるわけだし、それはつまり社会と交わるわけだ。だから社会の中で生きていく術を身に付けるべきだと思う、それは決して個性を無くすと言うことではないけれども。社会に埋もれるわけではないけれども。 こういう考え方は凝り固まっているのだろうか…私は割と規則とか雁字搦めな人間なので。 フリーターを完全否定する訳じゃないです。オーストラリアで出会ったワーキングホリデーの人達なんかもとてもカッコイイと思うし。(フリーターとは違うが)でもなんというか、親元で暮らしてアルバイトしてもそれを全て自分の小遣いにするって言うのは結局、親に寄生しているだけなんだよな…それはどうなんだろうな。 まあここらへんは何が言いたいかというと、アルバイトで留学資金溜めて〜でも自由な時間は欲しいしとかのたもうてるバイトした事ない友人に、最低賃金で日に5時間週に5日働いたとして720×5×5×4で月八万。アルバイトもそんなにお金が貯まらないよと言いたい中、お金がないなあ〜とぼやいていたら「頑張って稼げ!w」とか言われたので切れたと言うだけという事もないですが(笑)携帯代も馬鹿にならんよ(私は使わんから基本使用料で済んでいるが)
そういう就職活動とかの面から見ると、うちの学部はかなり損ですが、音楽一本で食っていけない私もこの学部に入って誇りに思えることはいっぱいあります。 第一に、道具を使って自己表現をするという経験は他にそんなにない。第二に、そうして人前で演奏するという極度の緊張体験は、ちょっとやそっとじゃ味わえない。教授の前でピアノ弾くこと考えたら面接がなんじゃ!って感じですかね。 音楽は例え私の食う為の糧にならずとも、例えば私を構成している何本かの太い柱の、確実に一本な訳で、それはこれからも死ぬまで変わりません。医学部とか、特化している学部はともかく、殆どの学部は自分の勉強を活かしていない企業さんに入る人も多いでしょう、それは音楽だからと言って特に変わる訳じゃないッス。
世間知らずを自認している私はセミナーは手当たり次第行っております。製造とか化粧品は行ってないけれども。就職活動って先が見えなくて不安で溜まらないけれど、そうして色んな企業さん見たり、面接で社員さんと話したり、他大学の就活仲間との出逢いが楽しいんですよ、多分こういう経験は今しかできないし、かなり大きな経験だと思う。自分は学生の目、受け手の観点しか持ってなくて社会人としての視野を持っていないと言うことにも気付かされる。
そんなこんなしていると、自然と将来の理想とかも考えるんだよなー。昔は「結婚なんて!」とか思っていたけれども(それと同じくらい周りでは「19で結婚したい!」とかいう人もいた)、今は(結婚できるか出来ないかはともかく)、出来れば家庭を築きたいと思うようになっている。それで仕事は一生続けたいと思っている。うちの母は自宅でピアノ教師してるんですが、私が子供の頃はかなり忙しい日々で母が家にいるのに相手して貰えない状態でした。それは寂しかったけれども。そんな母は自分のことを兼業主婦と言っております。会社には行ってないけど働いてない訳じゃないから。家事が嫌いな母は、どこまで完璧にしてもゴールの見えない家事だけじゃなく、ある程度ここまでやったら良いと評価され、見返りが貰えるものをしたいから仕事をしているという。因みにその妹である私の叔母は主婦ですが、趣味に勤しみ且つお料理も凝っております。素晴らしい主婦です。そう、色んな生き方があるんだよなー、最近は男性でも「主夫」の選択肢がなきにしも非ずだし。 そんな中で私は、自分は責任感と義務が伴わない生活では堕落しきると判っているので、仕事はしたいと思っております。(家事はね、手を抜こうと思えばどこまでも抜けると思うのですよ、家に包丁がなくても大丈夫。私は主婦としてきっちりできる人間じゃないのですよ、料理も裁縫も嫌いだし多分尽くすとかおとといきやがれだ)
…こういう事を真面目に考えるのって、学生でありながら就職活動をするまさに今なのかも知れないですよね。本当に、この時期というのはかなり貴重なものなのかも。また、進学を目指す友人共は現在目を血走らせて勉強しているけど、彼らもやっぱりいろんな事を考えているのですねー。本当に、自分の進路を決める今の時期というのはとても貴重な時なのだと思います。 挫けず頑張るわ。
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