オクラホマ・スティルウォーターから

2001年02月20日(火) 静かな日にはならなかった

 今日は祖母の命日で、亡くなってから3年が経つ。フロリダ州立大学の大学院在学中に亡くなって、それが知らされたのは、その年の年末に帰省した時だった。私が帰るまで納骨を待ってくれていたが、納骨でもまだ信じられなかった。やはり、お葬式に出ていない私には実感がないのである。といっても、もし知らされたとしても、間に合わなかったので、仕方がないといえばそうかもしれない。

 そんなわけで、今日は静かに過ごそうと思っていたら、何とまあにぎやかな日になってしまった。

 今日はいつもと違って、とても暖かく、日中10度を越えていた。
今日の日程:火曜日なので、日本語のクラスで学生だったゆきこさん(日本名)が日本語の会話の練習に来て、といってもほとんど英語になってしまったが、JETプログラムの面接の様子を聞いたりした。

 晩にはここの大学の語学研修に来ているS蔭大学の学生11人と、日本語の学生とでポーツマスにある日本食のレストランに食べに行った。大学図書館近くの駐車場で待ち合わせ、私の車には4人乗ったが、私は梨奈も連れてきていたので、カーシートに座った梨奈はずっと、泣きわめき、S蔭のお姉さん達が抱いてもだめなのである。運転席に来ようとしたり、お姉さん達もくせもの梨奈に手を焼いていた。

 レストランでもくせもの梨奈はくせものぶりを発揮。座敷席だといろんなところに行ってしまうから大変かなと思い、テーブル席にして子供用の椅子に座らせたが、じっとしてない。椅子からおろして、支払いの計算していると、いつのまにか梨奈がいない。レストラン内をはいはいしていた。

 ところで、S蔭大学の学生達は語学研修でホームステイをしているが、家族との疎通が大変だろうと思う。でも、「シャワーを毎日浴びたい」とか、家族に伝えたと言ってたし、帰りも電話でホストファミリーに電話をかけたりしている学生もいた。
 S蔭大学の学生に「英語を教えてください」といわれ、「誰に?」と聞くと、私というので、心の中ではそのために研修に来ているんでしょう?と思ったが、会話集に載っていないような、なおかつよく使われる言い回しなど、コツとなるものを教えてあげられればと思う。

 ここで、コツを2つ。1つは、中学で習った英語の文法や単語で十分である。その単語の組み合わせである。実は習った単語だらけなのに、知らない組み合わせや発音でわからないことが多い。
 もう1つは、英語がわからなくても堂々とした態度をとることである。若い子たちはどうしても自信なさそうに見えてしまう。知っている言葉でも自信を持ってはっきり言えば、通じると思う。かえって、ある程度年齢のそれなりに自信ある人は英語がわからなくても、最低限度の英語で、自信でカバーできる。

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 車で同乗した学生達と、本屋の中にあるスターバックスコーヒーに寄って、ちゃんと飲み物を注文できていたし、まだ電話してない学生も、自分たちで電話を探してホストファミリーにかけていて、どこに自分たちがいるかを伝えていた。うまく伝えられなかった学生に代わって、ホストファミリーと話してあげたりした。その後、1人を除いて、ホストファミリーの家まで送ることになった。

 今日は静かな日を送るはずが、忙しい日となった。


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