+女 MEIKI 息+
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2001年01月16日(火) 拓哉と熱い抱擁



台本P35 セット:公園


仲間と呑んだ帰り道、拓哉に送ってもらう桜子
お互いを意識しながらも言葉が出てこない。
家が近づくにつれ、歩く速度が遅くなる。
突然、彼の方に向き直り 桜子


「あたし・・・美穂より綺麗?」

ト書き:少し拗ねたように甘えながら彼に擦り寄る。

「当たり前じゃないか、馬鹿だな」

ト書き:擦り寄ってきた彼女の肩を抱き見つめ、再度硬く抱きしめる。





「ハイ、カット!・・・もう、一回!」
「困るなぁ〜、もうちょっと感情入らないの?桜子ちゃん?」
「なんで、そこだけ棒読みになるのかねぃ?」

「はい、ぢゃ、ここで10分休憩ねー」




〜控え室にて〜

マネージャー:どうしちゃったの?他はすんなり行ってるのに?
       疲れちゃったの?


あたし、やっぱり言えない。
感情を入れろったって、そんな台詞を言う人の気持ちムカつくの。
あれだけマネージャーも頼んでくれたのに
あの台詞だけは 代えられないって言われてさ
あたしも努力はしてるんだけど、やっぱりすんなり出てこないのよ。


マネージャー:それをコナシテこそ、女優よ!桜子ちゃん。





「はーい、本番いきまーーす!」


☆!!


・・・と、そこで目が覚めた。
あまりにもリアルな情景に、目が覚めた後も 暫し呆然。

朝、顔を洗いながらも トイレで用をたしながらも
そして おぢゃる丸を観ながらさえも
頭から離れないその 台詞と情景。


相手から否定される言葉が聞きたいがために
わざわざ、ナニかを引き合いに出して甘える台詞って
女性に多くないですか?

例えば夢に見たようなことで
「あたし、そんなにキレイぢゃないから・・・」と言っておいて
相手から「そんなことないよ、物凄く可愛いよ」と言われたいとか。

自分でも認める可愛らしい友人を引き合いに出して
「あたし、彼女みたいになりたいんだ・・・」と言っておいて
相手から「キミだって十分に魅力的だよ」と言われたいとか。

他のことに対しては、反対意見なんて出ようものなら
相手を全面否定するように、怒涛の如く騒ぎ立てるくせに
そういうことには同意して欲しくないんですよね。


「あたし、キレイじゃないから」と言って
「うん、そうだね。」と同意され
「彼女みたいになりたいんだ」と言えば
「そりゃ、無理ってもんだ」と言われたら?・・・。


否定されると、ファイトまんまんになる人は別として
敢えて同意を求めるのに、なんで反対意見を言うのかしらん?




それとはちょっと違うけど
女性は同性には厳しいそうです。
(世界保健機関(WHO)調べ・嘘です)

喫茶店で女性同士が、道行く人を眺めながら
道行く女性のファッションを話ているとします。
一人の女性が、道行く女性のコートを褒めると
必ず、他の誰かが「でも、ブーツはダサイ」と
どこかしら欠点を言って安心するのだそうです。


能天気でありながらも、あたしも女です。
嫌な部分を隠しながら、それをチラチラ出すことがあるのでしょう。


ここぞ!って時に泣くことの出来る女が羨ましいです。

彼と喧嘩をしても、泣けば済むって問題ぢゃなくとも
やはり、泣くことで「仕方無いなー」と 
そこで喧嘩を終わりにすることもあるのでしょう。


男との別れ際に
「おまえって、泣かないのな」と、
ポツッと言われるよりはマシだと思います。




今までの数少ない経験上だと・・・

世の女性方、男性と喧嘩をした時には
出口は塞がないでやって下さいね。
窮鼠猫を噛むではないけれど、
逆ギレはこのパターンが多いみたい。



そして男性方、なんにも考えてないように見えても
女性って チッポケなことまでチマチマ計算し
答えが正解で当たり前、間違った答えを出そうものなら
全否定でかかってくる生き物です。
愛してやって下さいマシ。




「はーーい、本番! いきまーーーすっ!」









香月七虹 |HomePage