+女 MEIKI 息+
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ぢーちゃんと話たよ。
当年とって86歳のお爺さん(と、呼んだから失礼かな?)と話をしました。
季節号の打ち合わせの場に、他の用事でいらしていて偶然お会いできました。
今日は、簡単に打ち合わせも済み、ゆっくりとお茶をしていると
その方が相席をしてくださいました。
子供に向かって話しをするように、ゆっくりと微笑みながらお話をされているので最初は、ちょっと不思議に思ったのですが、考えてみたら孫よりも歳が若いんですよねあたし・・・。
イッチョマエに煙草なんか吸うんですね?と言われてしまったし。
面白いお話を聞きました。それは、まるで寝付けない夜にゆったりと聞かされる寝物語のような、イソップ物語の中に出てくる教訓のような、そんな思いで聞いていました。
人には、それぞれ持って生まれた人生の設計図があるんだよ。 その図面にはね、誰と会って、どんなレールを走り、 途中下車する駅名まで載っているんだ。 そこで、もし自分がそのレールから逸れた道を選んだとしても その逸れた道が、本来から決まっていた道なんだよ。 だから、迷って悩んで決め兼ねない時期があっても悲しむ必要はないんだ。 そこでは、悩むようになっているから。無駄な時間なんてものはないんだ。
実はね、これは秘密の話なんだけど、 現代の医学ではもう既にDNAからの計算で、 その人がどれだけの寿命があるか残りの時間はどれだけあるかが 解ってるはずなんだ。 ただ、それを公表しないのはね・・・。
その時期を知ったら、どうなると思う? 残された時間があとどれだけかが分かってしまったらどうする? そして、その残された時間までの数ヶ月間、 いや何年が大病のために入院生活になるとしたら、どうする?
そういうことなんだよ。
----と。
きっと、これが同年代の人から聞かされたのなら、 単純にフムフムと思っただけなんだろうな。 ぢーちゃんだけに、なんとはなく聞けるものがあったように思いました。
そっか! なーんだかなーっと思ってることも、そう思う時期だったんですね。
「ワシに逢って、元気を貰ったなって思えるようじゃマダマダだね。」 そう、言われてきました。
ごもっともです。
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