+女 MEIKI 息+
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2001年07月31日(火) 猫踏んじゃった♪


 仔猫の時の癖がぬけず
 未だに甘噛みをします。
 去勢をすると、子供が抜けないと聞きますが
 正にその通り、足元に付いてまわります。

 そんなところに居るとは思ってもなかった場所に彼は居て、
 知らずに踏みそうになってしまったようです。
 只ならぬ彼の声で、一瞬何が起きたのか分かりませんでした。
 私のすぐ隣で見上げる彼を見つけて、初めて分かった猫踏んじゃった。

 踏んだ感覚は無かったとは言え、
 こりゃ大変なことをしてしまったと、
 物凄くビビリました。
 それと同時に嫌われたらどうしようとか、
 もう頭の中はグルグルです。

 怯えられたらと心配しながら手を差し伸べると、
 嫌がりもせずに抱かせてくれたので、
 抱きながらアチコチ触診。
 どこを触っても暴れる気配が無かったので
 胸を撫で下ろしました。

 猫を床にそっと下ろして、
 一安心するとなんだか足元がヌルヌルします。
 げ、足元は血だらけ。

 先程の猫の鳴き声の時よりも更に驚いても一度、
 猫を触診せねばと意気込む気配を感じたのか、
 --厭なこった--と、猫は逃げます。
 --あんたのためなんだから!--

 やっと捕まえて、更に触診。
 ついでに口の中も見て
 ---うむ、大丈夫みたい。

 猫を捕まえるのに夢中だったので
 気がつくと、アチコチに点々と血。
 雑巾で拭こうとすると
 やっと、その血は自分から出てることを知りました。

 見ると、あたしの左足の小指から
 惜しげもなくダラダラと。

 ティッシュで暫く押えて
 消毒をして、カットバンを貼る頃に
 こんなに、強く噛まなくちゃならない程に
 彼は、ビックリしたんだなと
 そう思ったら、なんだか可哀想になって
 痛くも無いのに、啜り上げて泣いてしまいました。

 心配そうに覗き込む彼を見て
 いや、ホントは興味だけで見たがるだけなんだけど
 勝手に好きなように解釈しては
 また、オイオイと。


 泣き過ぎたので、目は真っ赤だけど
 なんだか、久しく泣いてなかった気がして
 水分補給しながら、スッキリしてます。

 ゲンキンなヤツです。

 そして、相変わらずの泣き虫です。


香月七虹 |HomePage