+女 MEIKI 息+
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仔猫の時の癖がぬけず 未だに甘噛みをします。 去勢をすると、子供が抜けないと聞きますが 正にその通り、足元に付いてまわります。
そんなところに居るとは思ってもなかった場所に彼は居て、 知らずに踏みそうになってしまったようです。 只ならぬ彼の声で、一瞬何が起きたのか分かりませんでした。 私のすぐ隣で見上げる彼を見つけて、初めて分かった猫踏んじゃった。
踏んだ感覚は無かったとは言え、 こりゃ大変なことをしてしまったと、 物凄くビビリました。 それと同時に嫌われたらどうしようとか、 もう頭の中はグルグルです。
怯えられたらと心配しながら手を差し伸べると、 嫌がりもせずに抱かせてくれたので、 抱きながらアチコチ触診。 どこを触っても暴れる気配が無かったので 胸を撫で下ろしました。
猫を床にそっと下ろして、 一安心するとなんだか足元がヌルヌルします。 げ、足元は血だらけ。
先程の猫の鳴き声の時よりも更に驚いても一度、 猫を触診せねばと意気込む気配を感じたのか、 --厭なこった--と、猫は逃げます。 --あんたのためなんだから!--
やっと捕まえて、更に触診。 ついでに口の中も見て ---うむ、大丈夫みたい。
猫を捕まえるのに夢中だったので 気がつくと、アチコチに点々と血。 雑巾で拭こうとすると やっと、その血は自分から出てることを知りました。
見ると、あたしの左足の小指から 惜しげもなくダラダラと。
ティッシュで暫く押えて 消毒をして、カットバンを貼る頃に こんなに、強く噛まなくちゃならない程に 彼は、ビックリしたんだなと そう思ったら、なんだか可哀想になって 痛くも無いのに、啜り上げて泣いてしまいました。
心配そうに覗き込む彼を見て いや、ホントは興味だけで見たがるだけなんだけど 勝手に好きなように解釈しては また、オイオイと。
泣き過ぎたので、目は真っ赤だけど なんだか、久しく泣いてなかった気がして 水分補給しながら、スッキリしてます。
ゲンキンなヤツです。
そして、相変わらずの泣き虫です。
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