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2001年08月19日(日) ゴムじゃないコンドーム


 天気予報が嬉しいことに少し外れて、晴れ間がありました。朝、目覚めた時はえらく寒かったけど、やっぱりお台場よりもプールに未練のある友人とあたしは、この晴れ間のあるうちにとプールへと向かいました。家からさほど遠い距離ではないので自宅から水着を着てその上から簡単なものを羽織った格好で、イザッ!
 プールへ着くと予想に反して、沢山の人が居ました。

 シートを広げようと、既に甲羅干しをしてる人の間をすり抜けながら空いている場所を探しました。ステキスタイルなお姉さんが顔にはタオルをかけて大胆ポーズで仰向けに寝ている処にさしかかるとお姉さんは、ビキニパンツの食い込みを直そうと両手でパンツの股の部分を引っ張っていたところでした。お姉さん自身は、タオルをかけているので見えないだろうけど、そんなに引っ張ったら具が丸見えだって。友人と二人で、今見えてしまった事実を言葉に出来ずに顔を見合せてしまいました。ところで、男は食い込まないのかい?

 厚い雲が少しあって、陽は出たり隠れたり。
 お互いにオイルプレイを楽しんだ後、寝転んで暫し談話。気の置けない女友達相手だと、話ても話ても話足りないようにいくらでも喋ってられるもんだと思いました。せっかく陽が出ている間にと、大きな浮き輪を持って流れるプールの浮遊物になりました。友人が、お尻を浮き輪にはめたままオルゴールのバレリーナのようにクルクルと回りながら流されていくサマには、少し友人じゃないフリをしましたが。すると、そこで誰かに肩を叩かれて思わず「あーあ?」と振り向くと、紋々の入ったオヤジがプール内だというのに銀縁の眼鏡をかけてニンマリしていました。こ、こわっ!あたしったら、ガラの悪い態度で振り向いちゃったわと一瞬思ったのですが、オヤジはニンマリしたままだったので違う意味でも恐かったです。先を流れていくケツを浮き輪にはめたままの友人の処に急いで辿り付き振り向くと、オヤジも少しずつ流されながらコッチに向かってニマァ。ったく、おまえは顔無しかい(千と千尋〜より)

 周りを無視したはしゃぎっぷりで、すっかりお腹がすいたので売店に買出しに行くとそこでも、肩を叩く者が。「なん?」振り向くと、今度は渋谷系のTATOO入りの青年。しかし、振り向いた途端に「あ、いいです」って。何を一人で解決して満足しちまったんだい。ったく!

 市民プールは、刺青可だったのね、知らなかったわ。

 あたしは三社祭が好きで、時間さえ合えば浅草神社に見に行くことがあります。そこの年配男衆の中には見事な墨が入っている人が居るのでつい、ウットリ見てしまったりの邪心者ですが。今日見たのはウットリ外でした。



 友人は今日で帰るというので、乗り換えの便利な駅まで車で送りました。車中のラジオから「ゴムじゃないコンドーム」とキャッチコピーでスキンのCMが流れてきました。さて、ゴムじゃないって?一体何で出来てるの?二人で疑問が湧き上がり思いつくままをあれやこれや。ビニール袋?(それじゃ厚すぎるだろ)ラップ?(ゴワゴワで痛いだろ)ジェル状の塗りもの(乾く間をどうやって繋ぐの)時間で溶ける薬剤で出来ている?(ストップウォッチ片手かい)
 疑問を抱いたまま友人を送って帰ってきて早速調べると、こんな感じでした。
 気になったのが、ゴム製の5年に対して、使用期限は10年にもおよびますと書かれている部分。そんなに経ったものを後生大事に取っておく人が居るのだろうか。そして、使用する段階で思い出したように仕舞っておいたものを取り出すものなのか。商品が陳列されている時に、牛乳のように列の奥の方が新鮮だとか判断する人も居るのかと。




 柔らかい秋のような陽射しの中でも、しっかりと焼けて帰ってきました。


香月七虹 |HomePage