内心の如夜叉によやしやの思ひあらはれてあやしきものの外面げめんにぼさつ そとづらは菩薩のようだが、そのじつ内面は夜叉のごとく。 気付いた時は、自分もすっかり浸っている。 なんの抵抗も感じずに、夜叉になりたいとさえ願っているかもしれない。 もっと、恐ろしいのがその慣れだとも思う。 降頻る雨が、雨であるように わたしも、わたしでありたい。
内心の如夜叉によやしやの思ひあらはれてあやしきものの外面げめんにぼさつ