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2001年12月02日(日) 手紙


 地震と変換させるのに「じしん」と打つんだ。地は「ち」じゃないのかい。

 今しがた、地震がありました。
 トイレで座っている時に、地震に遭うのは厭です。


 先週末に友達からAirmailが届いた。
 普段の会話は、ごく普通にブラウザでmailをやりとりしているのだが、誕生日に合わせてわざわざカードを送ってくれた。
 そのちょっと面倒な手数をかけてくれたことが、とても嬉しくて暖かくなった。気持ちが冷めないうちに、お返事の手紙を書こう。

 と、その時は思ったのだが。

 いざ手紙となると、手元にある便箋は本当に何の変哲もない無機質なものだけである。目上の方にご挨拶する程度に活用される(であろう)白地の縦書き。封筒もそれに合わせてのつまらないものしかない。

 学生の頃は、結構好きだったのにな。いわゆる文房具と呼ばれるそのチマチマとしたグッズを見るだけでも楽しかった。
 店の人にとったら迷惑なガキだったと思う。
 匂い付き消しゴムとか、多色の芯が一本になった色鉛筆とか。

 今でも、銀座で友達と待ち合わせをする時は「伊東屋」になるほど。
 本屋と同等ぐらいに時間潰しには格好な場所である。

 本屋よりトイレに行きたくならない分、文具屋の方が良いのかな。
 (余談ですが、本屋ってトイレに行きたいって衝動がおきませんか?)


 こうして相手に贈るための便箋やカードを選び、それに合わせた封筒を買い、やっと一言書いてポストに投函する。
 その一連の作業、いやその前からの思いが込められた手紙も良いもんだなあと思った。貰うのには。

 イザ、自分がその立場になると、日が一日一日と過ぎていく罪悪感のようなものに潰されそう。


 あまりに日にちが経ちすぎて、電話で片付けるのだけは止めようと思っている現在です。


香月七虹 |HomePage