+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX過去のことさ


2002年02月26日(火) 沈丁花


 日が落ちれば、やっぱりまだ寒いのに、もうそこまで春が来てるんだね。この良い香りはどこからしているんだろうと、自転車を止めて誰も居ない暗い小学校に侵入してきました。

 家の近くの小学校はあまり警備が厳しくないのか、いつでも解放状態です。日曜日でも校庭は解放しているし、この間の獅子座流星群の時も数人が夜中に入れるぐらいですから。
 去年の秋も、夕方にアヒルの鳴き声がするので思わず金網を乗り越えてプールを覗いてしまいました。あ、これはちょっとダメ行為ですね。
 ん?アヒルですか?居ましたよ、プールに5羽も。ガアガアガア。

 まだ風が冷たい春先の夜には、犬を散歩させている人も居なければ、もちろん夕涼み風のオヤジも、わたしの他にはだーれもも居ません。
 裏門から入って、校舎から体育館に続く渡り廊下を突っ切って、校庭に出る途中でその香りが一層つよく感じたのですが、花が見つからない。
 鼻をくんくんさせながら、も一度そこを往復して・・・。
 やっと見つけたそれは、植え込みの奥の方にありました。
 まだ蕾だらけなのに、ほんの数個の花が咲いているだけで、こんなに香るんだなあ。

 花壇の縁取りのレンガに腰掛けて、ボーッとしてきました。
 月がおぼろげで、とっても満足!
 おー、さぶい、さぶい。

 たんぽぽは、まだのようでした。




香月七虹 |HomePage