男なんて勝手よね 「好き」と目の前で動いた唇が、次にどんな動きをするのかさえ想像させてくれずに、違う色のルージュで端を汚して、ほんのり染まった誰かの耳たぶを含んでいたりするのでしょう? 女なんて勝手よね そうと分かっていたって「好き」の呪文に惑わされて、顔じゃなんでもない振りしながらも一喜一憂を繰り返してるのでしょう? でも「永遠」って言葉を言わないだけましか。 嘘つきじゃないものね。