+女 MEIKI 息+
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夕べの記憶がない。 眠りが残る頭で考える。
珈琲のの香りで目覚めた。 どうして、コーヒーなんだろう。 ベッドから起き上がり、裸のまま腕組みする。
「おはよ」
飲みなれたコーヒーとは違う香り。 そして、見知らぬ女の顔。
「コーヒーある場所わからなかったから、コンビにまで走って行ってきたんだ」
言葉にしない疑問に、笑顔の答えが返ってきた。
「その顔は、どうやら私のこと、覚えてないでしょう?」
そして、次の答えが訪れる。
マグカップを二つ手にして、女がその一つを差し出す。 まるで当然のように俺の隣に座り、カップを口にする。 不思議に違和感がなかった。
俺はカップを持たせられ、女と部屋を交互に見る。 確かに俺の部屋だ。 それに、昨夜の深酒が体をダルくさせている。
まだ、覚めきらない視線を感じてか 楽しむように、笑いながら女が語りだす。
いつそれを用意したのだろう 手には、ハリセンを持って…。
シリーズ化するのだろうか? 物凄く、楽しみになっているのだけど。 ねえ、酒崎 西崎さん。
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