+女 MEIKI 息+
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2003年01月20日(月) 夢現


夕べの記憶がない。
眠りが残る頭で考える。

珈琲のの香りで目覚めた。
どうして、コーヒーなんだろう。
ベッドから起き上がり、裸のまま腕組みする。

「おはよ」

飲みなれたコーヒーとは違う香り。
そして、見知らぬ女の顔。

「コーヒーある場所わからなかったから、コンビにまで走って行ってきたんだ」

言葉にしない疑問に、笑顔の答えが返ってきた。

「その顔は、どうやら私のこと、覚えてないでしょう?」

そして、次の答えが訪れる。

マグカップを二つ手にして、女がその一つを差し出す。
まるで当然のように俺の隣に座り、カップを口にする。
不思議に違和感がなかった。

俺はカップを持たせられ、女と部屋を交互に見る。
確かに俺の部屋だ。
それに、昨夜の深酒が体をダルくさせている。

まだ、覚めきらない視線を感じてか
楽しむように、笑いながら女が語りだす。

いつそれを用意したのだろう
手には、ハリセンを持って…。


シリーズ化するのだろうか?
物凄く、楽しみになっているのだけど。
ねえ、酒崎 西崎さん


香月七虹 |HomePage