+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX|過去のことさ|次
父の代わりに、用事を済ますべく都内(Office街と呼ばれる場所)に、出かけた。 特に時間指定はなく、今日中にソレを片付ければヨシということなので、ゆっくりと構えていたのだけれども、なにやら台風が来ているらしい。 日も暮れて雨に濡れるのも嫌なので、珍しく午前中から外出した。
簡単な受付を済まし、カウンターで名前を呼ばれるのを待ち、手続きをして御仕舞い。流れとしてはいとも簡単なのだが、その名前を呼ばれるまでの時間が長い。 受付を済ませた時点で、どのぐらい待つことになるか大よその時間を訊ねると、1時間はみて欲しいとのこと。 うむ。ぽっかりと空いた1時間。 鞄の中から単行本を取り出して読む。が、どうせ読むなら喫煙所に移動してそこで読もうと、離席することを告げて、移動することにした。 喫煙所に向かう途中の自動販売機で珈琲も買って、準備万端。
一時期、毎日のように通った喫煙所のドアを開ける。 「あ、こんにちは。久しぶり」 血色のいい青年が明るく声をかけてくれた。 本当に久しぶりである。それによく覚えててくれたものだ。 年に自宅に居ることのほうが少ないと笑いながら教えてくれる彼は、今回もつい先日再度、来たばかりだとう言う。 郵便物も、この建物宛で届くのだと元気な声で教えてくれた。 結局読むはずの本は一度も開かれることなく、彼が他愛ない話をしてくれたお蔭で、時間を持て余すことなく過ごせた。 「次ぎに会えた時に、携帯番号を交換しようよ」 彼のその「次ぎに」という言葉に、なぜか適当に笑って誤魔化すことが出来ずに、頷いてしまった。
いやはや、台風ってのがまた来ました。 つい昨日は、地震やらでアチラコチラ大変な状況だと思います。 ここで、風の音が嫌ぁ〜!とか、ごちゃごちゃとヌカせるだけヨシとしましょう。
でも、ホント嫌いなのよぅ、風の音。
一日の終わりの「おやすみ」が、素敵なものだたので 9点。
|