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2005年12月29日(木) てっぺんの星、もーらい!


 クリスマスの飾りつけの途中を、時に目にすることはあっても、あのキラビヤカな飾りを一晩のうちに片付けてしまう作業を見たことがないのです。
 浮かれ気分のまま過ごしてしまう聖夜だから?元々、関係の無い輩にはそんなことすら気付くことすらないから?もっぱらわたしは後者のほうであるのは毎年変わらないのだけれども、やっぱり今年も片付ける現場を目にすることすることはないまま、クリスマスは過ぎたのでした。

 そして松飾。
 一夜飾りはダメだとか。そして29日もダメだとか。なので明日に飾るものなのでしょうか。
 その年、何を目覚めたか、はたまた気の迷いだったのか、もしかすると似非ブルジョアな雰囲気を味わいたかったのか、何を思いついたかは今となっては不明だけれど、手作りリースを作ったことがありました。しかもクリスマスと兼用のただの籐で編んだワッカに、松ぼっくりに色スプレーをかけた飾り物。
 こりゃ使い回しいいわい!ってことで、翌年も使用しようと仕舞ったが最期、再び見ることはなかったソレを、今年は探してみようかと思ったまでは良かったのでした。
 ところが、どこに仕舞ったかも忘れるほどの整理整頓が苦手な性質。
 そうでなくとも汚れた部屋が、見るも無残な状態に。
 困ったもんです、未だに大掃除どころか掃除すら済んでない部屋で年を越しそうです。
 よく「ホコリじゃ死なないから」なんてお気楽な言葉を聴きますが、こりゃ間違いなく死ぬ勢いのヨゴレ加減です。




 そんな中、今日やっと時間が取れたので風呂の温度調節の壊れの件を片付けようと色々と電話しまくりました。
 ウチの大家はたいそうなシブチンで、あちこちボロ状態の件を伝えたところで一向に動く気配はありません。
 伝えられるならまだマシなほうです。
 かなりな年配の夫婦でありながら、そういう件になると途端に似非留守を装うのがお上手だったりします。
 今回は先に、不動産屋を味方に付けて「こういう状況なんですが」と伝えると、不動産屋のオッチャン(社長)が「その修理代なら大家が払うから、ガス屋に直接連絡するといい。大家にはコッチから連絡しとくから」とのこと。ラッキー♪

 夕方にガス屋登場!
 型が古すぎるってことで、全取替えだそうで。
 しかーし、この年の瀬に在庫確認も難しいとのこと。
 そーよね、そーだわよね、こんな時期だもの仕方ないわよね。でもこの薄汚いまま正月を過ごせと?おまえなぞ正月だからって何処にも出かけるわけでなし、キチャナくとも誰も気に留めないと?言われてしまえばそうかもしれないけどさ(イヂイヂ)な、気持ちとは裏腹に目指すは「さとう玉緒」のあの殴りたくなるようなワザトラシサな応対で『どうしてもお願い!』態度をすること五分。
 あまりの気持ち悪さに耐えかねて、ガス屋の兄ちゃんは「な、なんとかします」と答えざるを得なかったようでした。




 そして30日。
 約束通り9時に電話が鳴りました。
 案の定、在庫はスグには用意できないが、昼頃にはなんとか修理をしてくれるそうで。
 「修理に来てくれるのは分かったけれど、何時に来るか朝に連絡ちょうだい」年末の仕事納めということで、多忙なガス屋にしつこいまでの昨夜のお願いその�,鬚靴椴匹�ったわん。
 ガス屋が帰りしなに、修理代金も含めて大家との相談もありますからというのを押しのけての強行突破な修理っぽくもあのだけど、お風呂以外にも厚手のゴム手袋を使用しての水仕事はカンベンなので「さとう玉緒」もどきに変身してよかったよかった。気持ち悪がられようがソッチ方向にも活用できるオンナでよかったわん。




 夜に友だちから呼び出されました。
 いつもは、ソイツとの中間地点で会うことが多いのですが、今日はソイツの地元の駅前まで来い!との電話。
 「寒いからヤだよぉ、中間地点まで来いよぉ」言ってはみたがダメの一点張り。仕方ない、厚着して出かけるか。
 指定どおり駅前のファーストフード店に入ると、空いた店内の奥に背中を丸めて両手でホット珈琲をすすりながら、ソイツが居ました。隣の席には、ソイツと同じぐらいの大きな袋が置かれていました。
 ああ、年末の買い物の帰りなのね。

 まずは熱い珈琲で暖をとり、久々に会う友だちとくだらない話をしました。
 友だちも買い物の帰り、呑みに行くよりもこのまま喋ってるものたまにはよかろうってな感じでダラダラと時を過ごしました。

 「正月の間に、一度ぐらいは遊びにおいでよ」
 彼女の家に遊びに行くと、居心地の良さと彼女の作る手料理がこれまた絶品なのとで、帰る気持ちが薄れるほど(な、理由で以前はよく泊まりに行ったものでした)
 お互いの生活のリズムが多少変わると、連絡したり会う機会が少なくなったりするもので、せっかくの誘いも残念には思いながら、わたしのバタバタの現状を少し話すと

 「だろうと思って田舎から送られてきた荷物、分けたからコレを持って帰りな」
 彼女の横でドデンとあった大きな袋を指差されました。
 こんなデカイものをか!

 「林檎、好きだったでしょ?」
 はい、キライじゃないです。

 「それにジャガイモ。日持ちするけど、いいじゃん持って帰りな」
 ジャガイモに林檎1個入れておくだけで芽が出ませんよね、いい組み合わせですよね。

 「あとね、送られてきた荷物の中にニンニクがいっぱいあったのよ」
 ニンニクも日持ちしますよね。イザ買うとなると高かったり、あると重宝します。

 「七虹ん処に送ろうかとも思ったんだけど、送料もったいないから持って帰りな」
 あ、ありがとうございます。

 「ところで、この駅前に来るのにその大きな袋は提げて持ってきたの?」

 「こんな重いもの提げて持ってくるわけないじゃない、バイクよバイク。スクーターの足の間に挟んできたわよ」

 「どおりで、予定時間より早めのお着きだったのですね」

 「おうよ!さすがに冬のバイクは寒いねぇ」

 荷物の大きさやら重さは、彼女には関係ないらしい。


 珈琲のお替りを何杯かした頃、ダラダラ加減が「やっぱり場所変えて、一杯やってく?」になる前に重い腰を上げることにしました。それ以上に、もらった荷物が重いような気もしますが。
 電車の乗り換えの階段も、妊婦のようにハアハアと肩で息継ぎしながら、地元の駅から自転車で帰る時も、前カゴに積みきれない大きな袋を手で提げフラフラになりながら、帰ってきました。
 袋の中身を小分けにして、年末にまたヒトツあったかいものが手元に♪



香月七虹 |HomePage