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それはTakeshi の何気ない一言から始まった。 お昼に何を食べるかで、いつも迷う私達なのだけど その日は、前日から『ラーメンが食べたい!』と言う 彼のリクエストで、あっさり決まっていた。 私はネットで、"行列のできる店"を探し出しそこへ行くことに決める。 予想通り店内はごった返していたが、昼食時間に少し早かったため 5分ほど待って席に着くことができた。 そこはとんこつラーメンではちょっとばかり名が通った店。 こってり味とあっさり味が選べ、セットメニューも豊富。 餃子もまぁまぁ、美味しい。(笑) 私達はこってり味とあっさり味の両方を選び、食べ比べをしてみた。 『チャーシューが、柔らかくて美味しい。』 「あっさりだけどコクがあるよ〜♪」 「炒飯よこせ〜(笑)」 『Misaki は白ご飯あるだろ?そっちを食べろよぉ〜。』 などと、バカップル丸出しで食事をした。 「美味しい?」この店に連れてきた手前、感想を聞いておかないとネ。 『うん。おいしいよ。(^-^)』 良かった。お口に合ったみたい♪ お腹もいっぱいになったし、彼も気に入ってくれたようだし。 すっかり満足した私はラーメン屋を後にした。 歩きながら、さっきのお店の話になった。 「とんこつ味では、結構有名なお店なんだヨ〜。 Takeshi は、何でもこってりした味が好きだから、 気に入るかと思って、あそこにしたの♪」 油っぽいのが好きで、マヨネーズ味が大好きで。(笑) あっさり味は物足りないといつも言っている彼にはピッタリのお店! そう思ってとんこつ味に決めたのに・・・。 彼の口から返ってきた言葉は、意外な一言だった。 『俺、ラーメンはしょうゆ味が好きなんだよ。』 ハイ? 今、何て言いました? しょうゆ味が良かったの? とんこつは嫌いなの? チョット待ってよ。 あのお店に行く前に、とんこつ味だけどいいの?って聞いたでしょ? あなたはOKだって言ったじゃない。どこでも良いよって言ったじゃない。 それを今頃言うなんて、食べ終わった後に言うなんて・・・・。 言いたいことがあるなら、今じゃなくて何かをするその時に言ってよぉ。 まったく。 いつもそうでしょう? あなたの悪い癖よね。 Takeshi の何気ない一言が、私達を悪いムードへと引きずり込んでいった。
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