LOVE diary
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『俺、ラーメンはしょうゆ味が好きなんだよ。』
それって、食事の前に言ってくれない? 今頃言われても、無理なんですけど?
どうしていつもそうやって、何でも後から言うんだろう。
食事のことだけじゃなく、いろんな事全てにおいて。
ああすれば良かった。こうすれば(行けば)良かった。 こっちにしておけば良かった。あんなことしなきゃ良かった。
Takeshi はいつもそうだよね。(怒)
普段は「しょうがないなぁ。」で済ませる私だが、 この時ばかりは何かがプツッ!と切れてしまった。
「じゃあ、しょうゆ(ラーメン)にすれば良かったね。」
私は吐き捨てるようにそう言うと、彼の方を見ることもなく 1人で勝手に歩き出して行った。
ズンズン、ズンズン、人混みの中を歩き始めた。
ズンズン、ズンズン、ズンズン、、、。
隣りにTakeshi がいるのに、そちらをふり向きもせず。 彼が甘えるように『どうしたの?待ってよ・・・。』と言う言葉にも耳も貸さず。 繋いだ手にも気持ちをこめず。
ズンズン、ズンズン、ズンズン、、、。
怒りと悲しさと悔しさが頭の中をグルグル回っていた。
『待って!ねぇ、待って!!(;_;)』
「・・・・・・・・。(無言)」
赤信号でようやく私は立ち止まり、彼に一言こう言った。
「今日は帰る。(怒)」
唐突にそんなことを言われて、Takeshi は本当に戸惑っていた。
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