LOVE diary
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2001年09月01日(土) 独りの帰り道

Takeshi の家で、幸せな時間を過ごしているけれど、そろそろ帰る時間。

あぁ・・・、この瞬間が1番嫌いだ。


『帰り支度をしなくちゃ、でしょ?』

彼がさり気なくそう言った。

「今日は帰らない。ここに泊まるの!」

私のダダっ子が始まってしまった。

「帰らない!ここにいるのっ!ず〜っといるのっっ!!」

Takeshi が困った顔で私の顔をのぞき込んだ。

『聞いて。 淋しいのはMisaki だけじゃないんだよ?』

「うん・・・。」

『Misaki を送った後、駅から家までの道を独りで帰ってくるのが、
 どれだけ淋しいか・・・。わかる?』

静かにそう言うと、彼は横を向いてしまった。

「?」

『・・・ヤバイ。涙出てきた。』 Takeshi の頬を一筋の涙が伝う。

『だから、俺を困らせないでくれよ。』

潤んだ瞳で、じっと見つめられた。


駅から彼の家まで、徒歩で5分あまり。

あなたには、このわずかな距離が途方もなく遠く感じられるのね。


独りの帰り道。 埋められない淋しさ・・・。


Misaki |MAIL

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