LOVE diary
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2001年09月21日(金) |
生きていることの素晴らしさ -戻って来られたきっかけ- |
ひどい状態の私は、Takeshi と逢うのをためらった。
まともに笑えないで、どうやって1日を過ごせばいいのだろう? 何を言われても、何も感じない自分が、 彼の言うことをちゃんと聴くことができるのだろうか。
迷ったまま、いつもの待ち合わせ場所へ向かった。
食事をし、他愛のない話しをし、表面上はいつも通りに振る舞った。
彼の部屋へと帰った私達は、さっそくおやつのケーキを食べた。
私は苺ショート。彼はチョコケーキ。
違う種類の食べ物を頼んで、それぞれ味見をしあうのが2人のルール。 暗黙のうちに決めたことだった。
まずは、彼がチョコケーキを1口。『おっ!メチャ美味いぃ♪』 「ホント?良かったね。」『うん。Misaki も食べるだろ?(^^)』 そう言って、ケーキを差し出してくれた。
私も1口パクリ♪ 「あ〜。ほんとだぁ(^ー^)美味しいね〜。」 『だろ?だろ?フフフ(笑)』
で。ここでいつもなら、私の方のケーキを出して彼に食べて貰うのだが・・・。
「ふぅ、美味しかった。ごちそう・・・」言いかけた私を彼が遮った。 『俺には、1口もくれなかったね。自分1人で食べたナ?』 「え? あっ!」
何を考えたのか、私は自分のケーキを食べきってしまったのだ。
「あっ。私、、、」 『良いよォ。気にしないで。(笑) それだけ美味しかったんだろ?(^-^)』 「ごめんなさい。(泣)」
私は何も考えずに、黙々と食べていた。
Takeshi に対する思いやりとか、優しさとか、考えもしないで。 まるで、1人でいるみたいに。
彼から『自分1人で食べたナ?』と言われるまで気付きもしなかった。
「ごめんね、ごめんね・・・・。」
言う端から涙がポロポロこぼれてきた。
『泣かないで、泣かないで。怒ってないから・・・。(^_^;』
自分が言った事で私が泣き出したと思った彼は、必死になって慰めてくれた。
"ううん・・・。そうじゃないの。この涙は、そうじゃないのよ。"
言葉にしたかったけれど。
いろんな事を上手く伝えられそうになくて、言えなかった。。。
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