前まであたしの世界は黒と白と紫しかなかった。着るものは黒。部屋は白。好きな色は紫。すごい頑固に色に固執してた。欲しいものがあっても、好きな色じゃないからあきらめるとか。あの時は、人間関係がちょっとうまくいってなくて、だからだったのかもしれない。色って言うのは、不思議と上手く気持ちや感情や状態なんかを表してくれる。色に固執するってきっと周り全てを拒絶してるってことなんだ。今のあたしは相変わらず黒い服ばかりだけど、少しずつ白とか茶色とか、色が増えてる。いい傾向だなーっと思う。