貞子。(早矢花)のきまぐれ日誌

2001年10月13日(土) ハムレット観劇。

市村正規さん主演のハムレットを、
長久手の文化の森?まで見に行く。

マチネを取ったので、午前からいそいそと出かける。
今日の御洋服は、メタモルのゴブランワンピース。
確か8月に買ったやつ…。やっとデビュウ☆ですー。
きゃほう。
母親にも評判よし。
なぜか乳、もとい父にも。
何故。

メンツはこねこさん、Tさん、チョコマニアさん、かめのさん。
かめのサンとは色違いのおそろいでそろえた。
かめのサンは赤でボンネット、私はブラウンでリボン。
えへへへ〜、嬉しい。
ついでに悪目立ちー。いやっほう。
でも、どうも中身がおっさんなので、
お嬢様や姫にはなれない。しくりんしくりん。
そういや、以前なつに、
「黙ってりゃいいのにね」と言われたことが。
余計なお世話だっツーの。(笑)

主演「ハムレット」は、市村さんで、
オフィーリアは篠原涼子さん。
夏木マリさんが女王様で出てたー。
あと、個人的に思い入れの深いマメ山田さんが、
旅芸人の一座の中に!!
「毛皮のマリー」以来ですね。きゃほー。
演出は蜷川幸雄さん。
この方もたしか「マリー」つながり。
ということで、けっこうとっつきやすかった。
私的に。

舞台はいたってシンプル。
天井から数個の裸電球がゆらゆらとぶら下がっているだけ。
舞台は黒で統一されて、後はなんにもナシ。
衣装もシンプル。
王様と女王は別珍仕立ての真紅の衣装に王冠と首飾り。
大臣と従臣は赤く染め上げられた綿?ローブ。
城を守る兵やハムレットの友人ホレイショーは灰褐色のローブ。
オフィーリアは白のワンピース。裾が長くウエディングドレスのようでもあるけど、レースやフリルは一切なし。
そして、ハムレットは黒。
全身黒で身を包み、裾を翻し、身を竦め、舞台をところ狭しと駆け回る。
時には白いブラウス、時には水色のコートを翻すと、
裾が着ている人間を中心に円を描いて床に広がるんです。
奇麗でした。
そして、市村さん。
身が軽い、軽い。
無用なものが一切ない舞台だけに、役者さんの一挙一動がしっかりと見えます。
メリハリが効いていて、思わず前のめりになって観覧してました。

たとえば。
泣いてすがるオフィーリアを引きずって歩き回るハムレットとか、
見えそうで見えないセクシーバディの女王さまとか。
兄妹愛以上の何かを思わずかんぐってしまう、
兄レアティーズと妹オフィーリア。
骸骨片手に東京音頭(炭坑節?)を踊る墓掘りなど。
なかなかに個性的な役者が多いので、かえってシンプルなのがいいかも。

そんないたってシンプルな演出の中で
ひときわ異彩を放っていたのが。
若き王フォーティンブラス。
他の役者サンたちがシンプルな衣装に比べて、
彼の衣装は非常にサイバーチック。
黒い皮パンに、黒いファーをまとい、
バイクに二ケツして出てきたときは、どうしようかと思いました。
…北斗の拳を思い出していただければ。はい。
バイクなんですよー…なぜか。
バリバリエンジン音響かせて、舞台の上を走ってました。
すっげー。
最後は皆殺しです。
…マシンガンで問答無用。
何が起きたのか良く分かりませんでした。
突然過ぎてねー、びっくりしたのでした。

お気に入りのシーンは、
父親をハムレットに殺され、
事の真相を知らされないのと
愛すべきハムレットの変貌に心を痛め狂ってしまったオフィーリアのシーン。
花を抱え女王に接見を求めるけど、
狂ったオフィーリアは女王の前でおかまいなしにひたすら歌を歌う、という
シーンなんですけど。
女王が何かオフィーリアの歌を遮って、言葉をかけるのだけど、
「黙って聞いて!!!!」と絶叫し、また糸が切れたようにつらつらと
床を這いずり転げ、さまよいながら歌う、というシーンなんですが。
絶叫からまた歌いはじめるその落差がすごく印象的で。
強烈です。

パンフレットに河合隼雄が対談していて、
「まっしぐらに死の世界に向かっていく主人公」とハムレットを評していたけど。
本当にそう思った。

見終わった後は、この後SEX MACHINEGUNSのライブの
かめのサンを近くの駅まで送っていって、
チョコマニアさんご推薦の御豆腐料理専門店へ行く。
入れ替わりに合流したなつが案の定遅刻。
地図は覚えただけじゃ意味がねーんだぞ?おい。

御味のほうですが。
美味かった…。(悦)

今度はフランス料理が食べたいね、などと話しながら。
喫茶店に行ってケーキ食ったあたしらつわもの?
其の後、Tさんはご帰宅。
あたしらもチョコマニアさんを送って、
其の後こねこさんの妹(ってかあたしの友人)、
すーりちゃんを迎えに行ってファミレスでウダウダする。

なつにDAWORKSの本を見せてもらう。
大介とヒロの対談と今までの作品のレビューを読む。
対談の内容はへーそう、ふーんだった。
写真は…アクセスだった。(笑)
わかるかなー、わかってほしいなー。
レビューのところでは、RAINYHEARTを探す。
大介いわく「葛山くんのボーカルも個性的でした。
最近印象的だったのは
仮面ライダークウガに出演していたこと。(笑)」
と書いてあった。
この本いつでたのよ?(苦笑)
彼奴は当時クウガもTRも見ていたらしい。
ガオやアギトも見ているんだろうか。(爆笑)

帰ったら2時半だった。
眠いはずだよ、そりゃ。


 < 過去  INDEX  未来 >


くろえさだこ [HOMEPAGE] 壁紙拝借