short story


2001年11月01日(木)


「別れた枝」

ここにはいられないと
必死にもがいて
邪魔するものは殴り倒し
大切なものを傷つけてまで
逃げ出した。

それでも
振り切る事はできなくて
残ったのは
悲しませてしまった
あの人や。あの人。

過ちが
過ちとなって
もう取り返しが付かなくなる瞬間。
それっていつなんだろうか。
その瞬間には
僕はなにをしていただろうか。

別れた枝は
その部分で折れやすい。
先にかかる重みに
耐えられなくなるのは
まず僕かもしれない。

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日記才人