「別れた枝」
ここにはいられないと必死にもがいて邪魔するものは殴り倒し大切なものを傷つけてまで逃げ出した。それでも振り切る事はできなくて残ったのは悲しませてしまったあの人や。あの人。過ちが過ちとなってもう取り返しが付かなくなる瞬間。それっていつなんだろうか。その瞬間には僕はなにをしていただろうか。別れた枝はその部分で折れやすい。先にかかる重みに耐えられなくなるのはまず僕かもしれない。