「天蓋から落つ」
遥か遠い天蓋からひらひら舞い落ちた雪は頬で融けて空の色は霞む。雪を受けるためにこの枝はあるのではないのです。と言いながら私はもう長いことこうしています。実は嫌いじゃないんだ。こういう感触。