short story


2002年01月04日(金)


「天蓋から落つ」


遥か遠い天蓋から
ひらひら舞い落ちた雪は
頬で融けて
空の色は霞む。

雪を受けるために
この枝はあるのではないのです。

と言いながら
私はもう長いこと
こうしています。

実は嫌いじゃないんだ。
こういう感触。


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日記才人