short story


2002年04月06日(土)


「立ち上がる」


自分が必要とされるのを
ひたすら待って
目の前を流れていく
花びらを眺めているくらいなら
初めからひとりでいる。

なにかひとつを愛することは
素晴らしいことであるが
固執というものは一方で
自由を奪うことでもある。
こうして待っていると
そればかり目に付いて
そして私がそれを嫌うということに
あなたはそろそろ
気付かなければならない。
気が付かなければいけない。

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日記才人