「立ち上がる」
自分が必要とされるのをひたすら待って目の前を流れていく花びらを眺めているくらいなら初めからひとりでいる。なにかひとつを愛することは素晴らしいことであるが固執というものは一方で自由を奪うことでもある。こうして待っているとそればかり目に付いてそして私がそれを嫌うということにあなたはそろそろ気付かなければならない。気が付かなければいけない。