short story


2002年05月09日(木)


「薄暗い方へ」


君が向いているのは僕。
それを背後から見ているのは僕。
一心に君は
一時だけ君は
やって来た者を
拒むことなく
頷いて笑う。

薄暗さを一身に浴びて
なにも視界に入れることなく
光のある方へと
姿を消した。

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日記才人