short story


2002年07月24日(水)


「真実の鏡」


あなたがなにかに夢中になって
それを楽しむことで
頭が一杯になるのはいいが
もしそのことで
私と過ごす時間を
どうでもよいとか
後回しにとか
そう思い始めているのだとしたら
それと同じ勢いで
私もあなたと過ごす時間に
興味をなくすでしょう。

もしあなたが
私と過ごす時間を裂いてでも
なにかに夢中になるのだとしたら
それは
あなたの興味を引きとめておけなかった
私のせいかもしれない。

人は鏡。

映したものが真実。



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日記才人