short story


2002年11月17日(日)


「類似点」



全ては道筋立っていた。
向かうべき所へ向かい
言い訳など許さない。

もがく仕草は千通りでも
分かりにくいあなたの悲しみに
私は気付く。

どうしようもない時も
なにかを欲する時も
まるで全てを終わらせたいような
そんな衝動さえ
見せないようにと笑う事は
私にだって耐えられない。

私では駄目かと
私が傍にいても駄目かと
そう思って言葉を飲み込むわたしは
どうしようもなくあなたと似ています。

今はどこか道の途中。


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日記才人