英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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昨日、1週間ぶりにダーリン(仮名)に会いました。朝ににメールで「1週間考え抜いて、僕たちの将来についてアイデアが浮かんだ。今夜相談しよう」と入ってきていて、アイデアって何!?(また訳の分からないことを言い出すのでは・・・)と仕事が手につかない程緊張して1日を過ごしました。
仕事が終わってすぐに家に帰り、最後の荷造り。もうほんとめんどくさくて、かなり適当に段ボールに放り込んだだけなので、また1ヶ月後、日本に帰るときに荷造りし直さないといけないのは必至。我ながらアホかと思いますが。一度にしてしまえば済むことなのに・・・。まあ、とりあえずダーリン(仮名)の家に完全に引っ越すことができたので、良しとしましょう。
そして例の「アイデア」の話。なるべく先延ばしにしたかったのですが、向こうはもう会った瞬間から「我ながらナイス・アイデア!」といった顔で話したくてうずうずしていたので、しょうがなく聞くことにしました。
彼の提案は、わたしは修士号を取った方が将来のためにいいため、この9月で大学院に戻る。でも彼は10月になったらすぐに会いに来るし、その後も大学院が休みのたびにこの国やイギリスで会おう。「旅費は全部僕が出すし、アルバイト等で長期の休暇が取れないんだったら、君の生活費も僕が出す。」だそうです。
微妙・・・。まあ、それしかないんだろうけど、(要するに遠恋しよう、ということで、別に何も新しくないと思うんだけど、)ヨーロッパな感覚でバカンス、とか言ってますが、日本でそんなに頻繁に1ヶ月単位の休暇が取れるとは思えません。いくら学生とはいえ大学院生なので、長期休暇には確実に集中講義が入ってくるし、修士論文も書かないといけないし。そんなに上手く行くのかなあ。
しかも、「きっとこのプレッシャーがなくなれば、結婚とかもすぐにすんなり決心できると思うんだ。」とか言ってますが、いったん日本に帰れば、大学院辞めて彼と一緒に住むなんて思えないでしょう。修士取るまで待って、と言いつつ、結局いつの間にか別れてしまうんじゃないかと思うんですよね。悲観的すぎる、と彼は言いますが、この国と日本で遠恋なんてできると思えないんだもん。電話1分300円よ?この通信状況(もちろんインターネットはダイアルアップ接続☆)では、ビデオチャットなんてもってのほかで、1日1通程度のメールのやりとりがせいぜい。それだって、しょっちゅうサーバがダウンしているようなところです。
それにそもそも、もうイヤなんですよね。遠恋。どうして今日はメール来ないんだろう、とか考える自分もイヤだし、だからといって1日や2日メールが来なくたってどうってことないわ、と思えるほど強くないし。全く相手の状況がわからないと、いろいろ考えて勝手に自分で精神的にすり減ってしまうのです。
それに、何か落ち込むようなことがあって、誰かに支えて欲しいときに一番支えて欲しい人がそばにいなくて、だからといって別の人を代わりにするわけにもいかなくて、こんなんやったらいったい何のためにつき合っているんや、と思い始める自分が簡単に想像つきます。忍耐力ないですし。彼が好き、という恋愛パワーでしばらくはがんばれると思いますが、いったいいつまで続くのやら。
と、始まる前から、あーきっともうダメねー、と思っているわたし。今すぐ結婚というリスクは大きすぎて選択したくない、という彼と、この先遠恋というリスクは大きすぎて選択したくない、という私。どっちもどっちなのでしょうね。
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