英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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毎日イヤになるほど暑いですね。早く日本を脱出したい・・・けれど、目の前のレポートの山を乗り越えねば、関空にはたどり着けません。はあ。
この間の修士論文の報告会で、某教授に(「教授」に!!!)、「日本人の我々が、この国の国内問題に関する論文を読まなければならない意義がわからない」と言われました。
ありえない・・・。
先日の「人間の安全保障シンポジウム」で、どこかの大学生が「日々忙しい僕らが、アフリカにおける人間の安全保障を考えなければいけない理由はなんですか」という、聞いているこっちが空しくなるような質問をしていたのですが、それに対する返答が、「無関係ではないからです」でした。その答えをこの教授に、そっくりそのままぶつけてやりたい。
無関係ではないからです。
安全保障に関わる問題は(安全保障じゃなくても、ですけど)、一国内だけの問題ではありません。日本は日本だけで成り立っているとでも思っているのでしょうか。グローバル化が進んで、相互依存の関係が深化し続ける現代だからこそ、たとえ日本から遠く離れていても、地域紛争を研究する意義があるのだと思わないのでしょうか。
それに100歩、いえ、1000歩譲って、日本人とは無関係の研究をしているとしても、それがアカデミズムにおける知識の蓄積というものだと思います。明日あさって役に立たないようなことでも、研究すること自体に意義があると思うのに、それを職業にしている人がこんな鈍感な発言をすることに、ほんとにがっかりします。
わたしの研究が、きっと彼としては耐え難く出来損ないでくだらなく思えたのだと思いますが、そもそもそんな発言をすること自体が信じられません。非常に幻滅しました。
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