英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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2004年07月20日(火) |
出会いから付き合うまで【5】 |
いまさらですが、この日の続きです。彼との出会うから付き合うまで。なぜ、こんなものを今書いているかと言えば、論文報告会を3日後に控えているからです。切羽詰ると机の整理をしたくなるような現実逃避癖は、中学生の頃から変わっていません。
その後、ダーリン(仮名)に誘われて、ボーリング、クラビング、ハイキングと二人きりで何度も出かけました。週に2・3回のペースで。これって、いかにもわたしに気がありそうじゃないですか?期待してしまうじゃないですか?
なのに、何にもないのです。キスどころか、手をつなぐことすら。
最初のうちは一緒に出かけるだけで楽しかったのですが、だんだん頭の中が謎だらけになってきます。友達だと思われているのか、それとも気にはなってるけどまだ確信がないのか、それともただの暇つぶしなのか。今、振り返ってみれば、あの頃ってば一番楽しかったときなのよね〜ドキドキして☆、と思えますが、当時は毎日、不安と期待の入り混じった不安定な気持ちで過ごしていました。
そんな日々が3週間ほど続き、いい加減にしてくれ!と思い始めたある金曜日の夜。
この日は彼の家でサルサを教えてあげる、ということになっていました。一応踊れるのですよ。サルサ。中・高とダンス部だったので、一通りなんでも踊れます。体は硬いし、ダンス部一下手っぴでしたけど。
サルサテープを片手に彼の家に行き、ゆっくりめの曲で練習します。コツさえ掴めばそんなに難しいステップではないと思うのですが、ぜんぜんリズムに乗れてないダーリン(仮名)。はっきり言って下手すぎる。何曲か体を近づけ合って練習し、「もーー、それじゃあ踊ってるんじゃなくて、歩いてるのと変わらないよー」と胸板を軽く叩いたときに、不意に強く抱きしめられました。
流れていたのはSalsa de Noche。A面最後の曲でした。
今でも、あのメロディーと、ダーリン(仮名)の腕の感触と、見つめられた目の青さが脳裏に焼きついています。
その後、キスから次のステップに進むまでまた3週間くらいかかり、別の意味でヤキモキするのですが、そのお話はまたいずれ。
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