英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

indexday beforeday after


2005年02月17日(木) 「せつない」が英語で言えない

今日は、夕方からダーリン(仮名)のお兄さんの家にお呼ばれです。・・・うう、憂鬱。彼氏の親兄弟に会う、というだけで緊張するのに、さらに私の発音が通じなかったらどうしようとか、向こうの言ってることがわからなかったらどうしようとか、しかも子供2人もいるし、奥さんはけっこう辛らつなタイプらしいし、もうどうにもブルーな気持ちで過ごしています。行きたくないよう。いや、一度会ってしまえば、けっこう楽しくて、また会いたい!と思うのはわかっているのですが、出不精で内弁慶なのも手伝って、大雪になって電車が止まっちゃわないかなあ(お兄さんの家はロンドン郊外にあって、電車で1時間くらいかかるらしいので)、と空を見上げています。今のところ、大雪どころか、雨も降ってませんけど。

昨日は、水曜日は夜の10時まで空いているヴィクトリア&アルバート博物館に行こうと仕事帰りのダーリン(仮名)とストランド付近で待ち合わせ、サウスケンジントンに行ってみれば、なぜか閉まっていて(お隣の自然史博物館がストで閉まっていたので、こちらもストライキでしょうか)、じゃあ前から見たかったライオンキングのミュージカルでも見に行こうか、とストランドまで戻ったのにこちらはキャンセル待ちの大行列、仕方がないので水曜日にジャズのライブをしているワインバーに行って見ると席がない、と、とにかく準備が悪いのも手伝って、ついてない夜でした。結局レンタルビデオを借りて帰って、家でパスタの簡単な夕食。でもわたしの大好きな「ラブ・アクチュアリー」はやっぱり素敵な映画で、最後には幸せ気分になることができたのでした。

ところで、ラブ・アクチュアリーはせつなくなる場面が多い映画なのですが、この「せつない」って英語でなんといえばいいのでしょう。辞書ではpainful, heartrending, agonizingが載っているのですが、違いますよねえ。日本語で切なくなるのと、英語でheartrending sorrowというのでは感覚が。そんな大げさな表現はいらなくて、ちょっと胸が痛くなるようなそういう言葉が結局思いつかず、「あの紙芝居の場面が切なかったー」とダーリン(仮名)に伝えたかったのに、結局伝えきれずに終わったのでした。こういうとき、言葉の壁を感じてしまいます。


indexday beforeday after

遙 |MAIL6 hours away


My追加