大自然は、梅や桜が早かったように、平年より二週間以上も早く、もうほとんどの田圃が田植えを終えてしまいました。 そんな田圃にやってくる白鷺。 これは、子供の頃から、見慣れた風景です。 でも、余所から来て、白鷺に感動する人にも何度か遭遇することがありました。 田圃が無いと、やはり珍しいのでしょうか。 そんな白鷺が、今年は少し違ったものにみえてしまいました。 それはNIROさん。 GODSPELLのプログラムに、青井さんが書かれていたことが、ずっと気になっていたのだと思います。NIROさんは、鷺。ジャングルジムにふわっと降り立った鷺のように仕上げられたジーザス。 わたしにしてみれば、それがいつしか、子供の頃から見慣れていた白鷺の姿と重なってしまっていたのだと思います。そんな想いで白鷺をじっと観察すると、確かにまるでNIROさんなのです。色が真っ白で、首が長くて、顔が小さくて、スマートで、ちょっと儚げ。そして、とても穏やかな佇まい。 ふと、GODの世界に浸りたいな〜と思った矢先、カラスの旋回と鳴き声に、それをさえぎられました。素早く現実に戻ってしまったとがっかりした瞬間、さっきの鷺はうんと向こうの田圃のほうに飛んで行ってしまいました。 あのカラスはユダだったのかな。。。 戸井さん、ごめんなさい。その時のユダは、やっぱり大沢さんが浮かびました。 そして気が付くと、わたしの耳はとても冷たくなっていました。 きょうは、とても寒かった・・・・・。
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