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夢散歩

2002年12月25日(水) 花緑ごのみ

行って来ました。やっとです。やっとの想いで行って来たのでした・・・。
花緑ごのみ Vol.17
紀伊國屋ホール 19時開演
演目
一、夢金
二、おぼっちゃんの部屋
お仲入り
三、宗論
四、一人酒盛り
なんと長い長い!(喜)終演は21:30近かったです(やや焦りましたが)。
もう、大満足なんてもんじゃありません。
素晴らしかったなんてひとことで片付けられません。
落語って何て面白いーーーーーっ!と、今夜、ついに、その入り口にやっと辿り着いた想いがしました。
初の、古典だったのです。
なんせ、花緑さん初体験は、例のシアタートップスでの鈴木さんの新作でしたし、次は平田オリザさんの濃ーーーい新作(爆)
それでももちろん、みなさんご存知のとおり、わたしは感激していました。
そして、花緑さんって凄い!凄いと連発しておりました。
本当に、凄かったのです。あんな難しい(悪く言えばわけのわからない・苦笑)新作をやってのける花緑さんの度胸も困惑も含めて、すっかり惚れ込んでしまったというわけでした。
でも、初花緑さん古典。
正直、参りました。
これぞ、落語。これが、落語!!!
やはり、そう思いました。
そして、花緑さんの古典は想像以上に凄かったです。
笑いながら、花緑さんのしぐさや声色ひとつひとつに、涙が出そうになるほど感動していました。
わたしは、落語をこんなふうに感じたことがありませんでした。
ひとつめの「夢金」では、船頭さんが雪の中舟を漕ぐのですが、寒そうで寒そうで自分まで本当に寒くなってしまったし、舟の漕ぎ方の上手さには、まるで酔いそうになるくらいで、完璧に自分が舟に乗っている気がしていました。
3つめの「宗論」は、浄土真宗の家のせがれがクリスチャンになってしまう噺なのですが、クリスチャンとおとっつぁんの切り替わりが大変お見事でした。
そして、花緑さんのクリスチャンは、ひっくり返るほど面白かったです。
最後の、「一人酒盛り」は、亡き小さん師匠の十八番だったのだそうです。
今回は、これをやることが目的だったとのことだけあって、もの凄い観応えでした。
いい酒が手には入ったからと妻の留守に友だちを呼んで、結局燗をさせたりつまみを用意させたりしながら一人延々と全部呑んでしまうというお噺なのですが、呑む仕草が凄いなんてもんじゃありません。わたしは、本気で口の中日本酒の味でいっぱいになり困りました(笑)また、呑み方も、ゴクンと呑むのではなくカツンと舌の音がするのです。それが凄い。本当にリアル。美味しそうで美味しそうで、匂いまでしてくるようでした。
そして、花緑さんが酔っぱらうにつれて、酔っぱらいの匂いまでしてきました。
また、ぬか漬けの浅漬けに生姜を細かくきざんでおしょうゆ少したらして食べられた時には、お腹がグーーーッとなって唾をゴクリと飲み込みました(笑)
扇子はいろんなものになるけれど、食べる時、花緑さんは扇子の柄を三分の一くらい本当に口に入れていました。そして噛む音!これがまた凄かった・・・・・。
食べながらしゃべられた日にゃあ、口から何か飛び出してきやしないかと心配するくらいもごもごぐちゃぐちゃでした!(爆喜)
わたしはきっと、落語ファンには笑われてしまうような基本的なことを書いているのかもしれません。でも、先日花緑さん無しで行った鈴本では、何本も古典を観ましたが、そこまで感じられなかったことばかりでした。演目も違いますので、別に比べるつもりはないのですが・・・。
ということで、まだまだ書きたいことがたくさんあるので、マクラや、ふたつめの「おぼっちゃんの部屋」についてと合わせて、あしたまた書きます(笑)
とりあえず、落語でクリスマス!今夜はクリスマス。
思いがけず新宿でクリスマス・・・(苦笑)
最高でした・・・。


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