すっかり洋画邦画そして、韓国映画(アジア映画かな)が 定着してきた気がします。 この作品は、韓国ホラーに分類されるのかもしれませんが 少女達の学園生活を、美化することなく 描いていて、学園物として見ても 良いのではないかな。
女子校が舞台なのですが どこにでもある普通の女子校から いきなり自殺者が。 そして背後にある 生徒同士の恋愛。 そう、女子同士の恋愛なんです。 といっても色物っぽく 描かれているのではなく 純粋にそして一途に思いつめてしまったが ゆえの悲劇。
前半は、女子高生の一日が ちょっとユーモラスな面も描かれつつ 流れていくのですが 後半はがらっと変わって ホラー映画なんだなあと 思い出させてくれました。
ただ残念なのが、自殺した生徒が まるで生き返ったかのように 普通に登場してくるのですが 一体それが、回想シーンなのか 現実のシーンなのかの境が わかりにくく、 あれ?この人だったよなあ自殺したの なんてとんちんかんなことを 思ってしまったのでした。
伊藤潤二さんの漫画のカット そのまんまのようなシーンがあったり 「キャリー」を彷彿させたりしましたが いろんなジャンルの映画で 健闘する韓国映画の実力を垣間見た 気がしました。
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