あずきの試写室

2004年07月12日(月) 「デス・サイト」

前作「スリープレス」で、昔の作品と雰囲気が変わらず、
まるで20年前にタイムスリップして
見たような気分にさせてくれたアルジェント監督。
新作「デス・サイト」もその雰囲気を期待して
見てみたのですが。。。。

いきなり画面が古臭くないー。
アルジェント監督のどことなく、色がはっきりしないような
画面じゃないー。
なんだか、雰囲気としては
良くあるB級サスペンス風。
で、内容も。。。
これまたB級サスペンス風(誉めてないですね)

え。アルジェント監督作品だよね?
なんてほど、違います。
時代に合わせて、新たな作風でということかも
しれないのですが。
それにしてもどうしちゃったんでしょう。
こういう作品は、監督じゃなくても
別の人が作ってもいいじゃないと
思わず監督の肩を叩きたくなりました。

残酷だけれど、美しいというところがうせてしまって寂しい。
でもなんといっても
ポーカー対決なんですが。
実はポーカーをよくわからない私は
犯人が勝ったのか、警察が勝ったのか
喜ぶまでわかりませんでした。
いっそ、ババ抜きとかじゃだめですかねえ(コメディじゃないんだから)

やっぱり映画より、怖い雰囲気が一番でているのは
監督自身の映像かもしれない。
怖い雰囲気に磨きがかかってますねー。監督!


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