田舎町の小学生はみんな、バーバー吉野で カットしてもらう、吉野ガリ。 この吉野ガリ、ちょっとノビタヘアー(笑)みたい。 学校でずらっと男子が並ぶと みんな吉野ガリ。 かわいいというよりちょっと異様(笑) そこへ、都会から転校してきた茶髪の男子。 やっぱりかっこよく見えるよねー。見える。
その吉野ガリにしてくれるのが、 もたいまさこさん演じる吉野のおばちゃんであり 慶太の母。 子供が生き生きとしている作品ではあるけれど、 このおばちゃんがほんといいです。 吉野ガリにしなさい!!と チェックも厳しいですが、 でもただ厳しいだけじゃなく、 子供たちの言い分も聞いてくれるおばちゃんです。
主演の慶太をはじめ男の子たちも、素朴であるかと思いきや ちゃっかりエロ本に夢中になったり(笑) 主演の皆さん以外の子供たちは 結構台本棒読みなんて感じで、 ちょっと学芸会風の素人演技が かえって映画の雰囲気に合っていたかも(笑)
物語としての起伏は正直それほどないですが、 日本の田舎ってやっぱりのどかでいいなー なんて思わせてくれます。 荻上直子監督が10年アメリカに暮らしていたとのことですが、 日本への郷愁しっかり感じさせていただきました^^
吉野ガリというとどうしても吉野ヶ里を 連想しちゃいました。 風習にしばられて、同じ髪型にする状態は すでに遺跡状態ってことですね(違います)
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