あずきの試写室

2004年07月14日(水) 「バーバー吉野」

田舎町の小学生はみんな、バーバー吉野で
カットしてもらう、吉野ガリ。
この吉野ガリ、ちょっとノビタヘアー(笑)みたい。
学校でずらっと男子が並ぶと
みんな吉野ガリ。
かわいいというよりちょっと異様(笑)
そこへ、都会から転校してきた茶髪の男子。
やっぱりかっこよく見えるよねー。見える。

その吉野ガリにしてくれるのが、
もたいまさこさん演じる吉野のおばちゃんであり
慶太の母。
子供が生き生きとしている作品ではあるけれど、
このおばちゃんがほんといいです。
吉野ガリにしなさい!!と
チェックも厳しいですが、
でもただ厳しいだけじゃなく、
子供たちの言い分も聞いてくれるおばちゃんです。

主演の慶太をはじめ男の子たちも、素朴であるかと思いきや
ちゃっかりエロ本に夢中になったり(笑)
主演の皆さん以外の子供たちは
結構台本棒読みなんて感じで、
ちょっと学芸会風の素人演技が
かえって映画の雰囲気に合っていたかも(笑)

物語としての起伏は正直それほどないですが、
日本の田舎ってやっぱりのどかでいいなー
なんて思わせてくれます。
荻上直子監督が10年アメリカに暮らしていたとのことですが、
日本への郷愁しっかり感じさせていただきました^^

吉野ガリというとどうしても吉野ヶ里を
連想しちゃいました。
風習にしばられて、同じ髪型にする状態は
すでに遺跡状態ってことですね(違います)


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