マシュー・ライアン・ホーグ監督が、 ロサンゼルスの少年矯正施設で2年間 教員生活を送っていたときの 経験を元に書かれたというだけあって、 教師と少年たちとの姿が 自然に描かれていました。
この映画を観ても やはり少年犯罪に対する考え方は 全世界共通なんだなあと 実感すると共に、 自分もそうだけれど 犯行を犯してしまう青少年は きっと変なやつ・危ないモンスターみたいなやつ なんて決め付けてしまいそうになりますが。 実際は、ごく普通の少年少女であり(あ。全員がとはいえませんが)、 その犯行にいたる原因も.....
正直とことん暗い作品かと思っていたのですが、 テーマは確かに重いですが 全体的なトーンは、静かの一言。 暗いというより静か。心の中は荒波か大時化(かもしれません) でも、決して嫌な感じではなかったです。 ちょっと最初家族構成がわかりづらいところがありましたが、 なるほどーと納得してからは、どうなるんだろうと 気分は矯正施設のパール先生。 パール先生と犯行を犯してしまったリーランドの やりとりは良かったです。 先生が教え諭すという流れではなく、お互いのことを 語り合ううちに、緊張がほぐれて、語らなかった真実を 少しずつ浮き彫りにしていきます。
リーランド演じるライアン・ゴズリングの なんかちょっとぼーとした雰囲気が印象的でした。 恋人役のジェナ・マローンは、ほんと「ドニー・ダーコ」でも 感じましたがホラー漫画のキャラクタ(美少女)みたいな顔だなあ。うん。 (自分としては結構誉めてるつもりなんですが。。。)
製作主演のケビン・スペイシーはこの際おいといて(おい) なんで殺されてしまった弟役の俳優のこと プログラムに載ってないのか、ある意味影の主役でも あると思うのですが。。。。結構かわいいよ。
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