「EYE」をはじめ、斬新なアイデアと映像で お気に入りのオキサイド・パン監督作品。 テーマも、四次元の展開図(三次元では未知のはずの未来や運命が 断片の組み合わせだったとしたら。。。ということらしいです) で、観客は「神の視点」となって観る作品(かなり壮大)
舞台はタイのうらぶれたホテル。 バックパッカーを始め、殺し屋がいたり、麻薬の売人がいたり、 何しろホテルで小遣い稼ぎをしている少年ですら空き巣狙い(うーん)。 そんなホテル宿泊者のひとりひとりの物語が 時間軸のパッチワーク風になったり 現在の時間軸での行動を追っていたりで、進んでいきます。 ちょっと「メメント」はたまた「エレファント」を 連想しつつも、あまり複雑でもないので 分かりにくいということはないです。
でも、最初の方のイギリス人船乗りショーンとやくざの設定が ちょっと分かりにくかった(笑) それぞれの登場人物が最後には、きちんとつながっていく手腕が 見せ所なのですが。。。 正直つまらなくはないけれど、面白くもない感じが。。。(失礼)
ウィット少年が印象的ながら、とんでもないガキ(失礼)であったり。 とくに「僕っていいこ?」的なシーンでは、とほほ・・・・ 心理学者のローザも、別の意味で印象的でありました。
神の視点にたって見える世界が、こういう世界だったら 見えなくて良かった。そりゃそうだ。
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